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メリークリスマス!

お久しぶりです。

カナダはクリスマスホリデー真っ只中、クリスマスの25日は学校、公共施設(図書館とかバスも!)、スーパー、ピザ屋、ケンタッキー、そしてカナダ人が愛するコーヒーショップ ティムホートンまでお休みになり、「みんなが家族と過ごす日」になります。

学校も学期末のテストが終わり、ホッケーチームも12月の中旬からクリスマス休暇に入りました。チーム練習はありませんが各自でアイスタイムを確保したり、オフアイストレーニングに励んだりと1月上旬から再開するレギュラーシーズンの後半戦に向けての準備期間でもあります。

私たちのリーグはクリスマスブレイクに入るためか、12月は試合がありませんでした。そのため、「これは良い時間を使えるチャンス!」とばかりに

名付けて... 

クリスマス ボランティア月間!


各部活動でキャプテンを中心に話し合い、いくつかのボランティア活動を実施します。

11月末

①ジュニアガールズホッケーキャンプ

NHLのカルガリー フレームズのホームリンクで6歳〜12歳のガールズホッケーの子供とスキルドリルを一緒に行うボランティア。NHLのホームリンクに立って、鳥肌が立った〜。

12月

②カルガリー アルファハウス ボランティア (サッカー部)

アルファハウスとはホームレスの方達のためのシェルター施設です。様々な決まりはありますが、寝床や食事、医療を無償で提供します。寒い時は-30℃にもなるカルガリー なので、温かいところで体を休められるのは幸せなことだと思います。ここで私たちはホームレスの方達が必要な物を袋つめしたり、サンドイッチを作って提供しました。

③クリスマスデコレーション (サッカー部)

ツリーをチームや会社、団体でそれぞれデコレーションしてそれぞれのユニークなクリスマスツリーを作ります。そしてそのツリー達はしばらくショッピングモールに飾られますが、クリスマスが近づくと貧しい家庭等に寄付されます。私たちサッカー部は SAIT Trojans グッツをツリーに沢山つけて Trojans ツリー となりました。

③クリスマス シューボックス ボランティア (サッカー部)

シューボックス(靴箱)に、沢山の家庭から寄付されたおもちゃや洋服、日用品を箱詰めして貧しい国の子供達にクリスマスプレゼントとして寄付する活動です。箱の種類は男の子用や女の子用、赤ちゃんへのプレゼント、保育園児くらいのプレゼント、小学生くらいのプレゼントと各年齢に合わせてプレゼントを箱詰めします。箱詰めされたシューボックスは100か国以上の国に届けられ、1.8億人以上の子供達にプレゼントされます。中には、小さい子供が書いた手紙も入れられ子供達の手に渡ります。

④SAIT クリスマス スケートイベント

男子ホッケー部と女子ホッケー部で、サンタやエルフになり応援してくれている地域の方々を招待してクリスマスイベントを行いました。サンタやエルフと写真を撮るブースがあったり、ジンジャーマンクッキーを作ったり、塗り絵をしたりと子供や大人達と触れ合いながら楽しみました。その後はみんなでスケート!!サンタやエルフに子供達が押してもらったり、その反対だったり、、。クリスマスブレイクを利用して、応援してくれるサポーターの方々にこうやって還元できることは素敵なことだなあ。と共にもっと頑張らないと。と思わされました。あ、ちなみに私は エルフ です!


⑤ホームレスの方々へのクリスマスプレゼント

クリスマスが間近になった12月23日、サッカー部のコーチが4年ほど前から自身で行なっているホームレスやホームレスドックに対して、スナックや日用品、防寒具を詰めたギフトをクリスマスプレゼントとして彼らに寄付する活動に参加してきました。ただ渡すだけではなくて、短い会話の中で様々な背景を話してくれた方もいました。その中である男性が話してくれた話がすごく素敵だなあ。と思ったことがありました。

「今日、あなた達がこの幸せをくれたから、僕も誰かに幸せをあげられる様にするよ。そして、きっといろんな人に幸せが続いていくんだよ。」

と話してくれました。凄く素敵じゃないですか!?

この活動を自身で4年間行ない、沢山のホームレスの方々に幸せをお裾分けしているコーチのハートに感動と共に、私もいつか、なにかしらの形で社会に還元できる人になりたい。と思いました。

日本でもいくつかのボランティア活動に参加してきましたが、どの国でやるボランティアも同じで

ボランティアをすることで、される方もする方も笑顔になったり、人として大切なことを気づかせてくれる。

色々なことを学ぶことができた2019年11月、12月でした。

最後に驚いたのが

20代前後のチームメイト達が率先してボランティア活動に参加し、ボランティアを特別なことではなくて、身近な活動であると思っていることに驚きました。ここの人たちは小さい時から家族や学校でボランティアに参加し、自然とその認識が育まれているそうです。だからボランティアをすることにも積極的で様々なアイデアが出てきます。様々な人種が住むカナダの文化にまた一つ魅了されました。

最後まで読んでくれてありがとうございました。では、また!


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