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悩み相談の本質は相談内容通りではないこともあるという話

日々、生活していれば、これどうしようと思うことはあると思う。
即決即断ができることばかりではないはず。

タイトルの話
例えば、キャリアのことでの悩み。
資格を取ろうと思っていて、二つの資格のどちらにしようか悩んでいる。

一つは、合格率が低くて試験のための勉強も大変。今、仕事が忙しくて勉強のための時間を作ることができるか不安。でも資格を取れば、うまくいけば独立の可能性もある。

もう一つは、今までの経験で試験はすんなり通過しそう。ただ、この資格を持っているだけではあまり役に立たなそうな資格。給与は少しあがる。

この二つの資格のどちらを受験しようかと悩んでいる方が占いに来て、
どちらを受験したらいいのかを教えてくださいと来たとき。

占い師に
「こっちの方が苦労しなさそうだし、結果のカードも良さげだから、
こっちを受験した方がいいですよ」
と言われたらそうするの?と思うわけ。

資格を取ることが目的なのか、キャリアに生かすことが目的なのか、
給与を上げたいのか
そのあたりの優先順位と自分の環境を照らし合わせれば、占いに聞くまでもない話。

お遊びでエンタメとして占う分には全く問題ない。



婚活していて、二人のお相手のうち、どちらにしようかという悩みもしかり。

この場合の悩む要因は様々。
いい人なんだけれど家が遠い。
年収がもう少しあればいいのだけどとか、価値観が少し違うとか。
食べ方が気になる。
相手が親との同居を望んでいる。
共働き希望で住む場所は○○がいいと言っているのだが、
そこから私の職場が遠い。。。。など

不安になって選べなくなって占いに来るのだが、
現実問題として解決できる問題と解決できない問題がある。
自分の中の条件として、妥協できることとできないこともあるはず。
どう考えたらいいのか困っているのもわかる。
お試し期間も終わりに近づいていて、
決めなければいけないのだが決めきれないとか。

どの場合にせよ、
自分が相手を好きという気持ちや、お付き合いすることになったという、
そういうことと引き換えに自分が嫌なことを我慢するとか、
例えば咀嚼音が少しだけ気になるんだけど、
「まあいっか」と自分の引っかかる気持ちを無視することは
おすすめしない。
自分一人が頑張るというのももってのほか。



いい人だから、相手が嫌がることを言って嫌われたくないから言えないという方もいる。

好きという気持ちや
お付き合いしているという事実とこれは別問題。
嫌がることを言って嫌われてしまうのなら、
その方はあなたをそんなに好きではないのではなかろうか。
我が強い。
そんな方と長く付き合うことができるのか、もしくは変わってもらえるのか。

「気になることはあるけれど少し様子を見ることにした」と
ご自身で決めたのであれば、それはそれでいいと思う。

二人の協力で解決できる問題も多い。
もしくは、
様子を見ている間に、そのことは気にならなくなっているかもしれないし、
場合によっては問題はなくなっているかもしれない。
反対に不満のタネになっているかもしれない。

どの人を選ぶにしても、
気になる部分を忘れようとしたり、
なかったことにすることだけはしてはいけない。

そういう人付き合いにおける本質は見逃さないようにしたい。




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