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1on1で大事にしたいコーチングマインド

この記事はチームスピリット Advent Calendar 2019の第18日目に掲載されます。

自己紹介

みなさん、こんにちは!Akicomです。

最近ハマっているのは筋トレ。喧嘩に勝てるくらいのフィジカルを獲得したいと思い、半年前からトレーニング開始。とにかく筋肉を増やしていきたいので「たんぱく質をどこから、どう摂取するか?」に執念を燃やしています。目指せ、体重(kg)の数字の2倍のたんぱく質(g)摂取!!

残念ながら、今日のお話は筋トレや、たんぱく質の話ではありません。期待させてしまい、本当にごめんなさい。

今日のお話の背景

そんな筋トレにハマっている私ですが、仕事では、ベンチャー企業のHRBPとして、エンジニア採用やチームメンバー向けの成長支援などを行なっています。

またプライベートでは、プロフェッショナルコーチとしてコーチングを提供。2017年からコーチングを学び始め、2019年2月には米国CTI認定 プロフェッショナル・コーアクティブ・コーチ(CPCC®)を取得しました。コーチングを学び始めたきっかけや長〜い学びの旅路についてはまたの機会にお話しするとして。

コーチングの学びは仕事にも生きていて、特にチームメンバー向けの支援として1on1を実施するときは、「コーチング的な関わり」をとても大事にしています。リアルな1on1の場では、コーチングだけでなく、ティーチングやフィードバックといった関わり方を使い分けますが、一番大事なのは「コーチング的な関わり」だと感じています。

コーチングってどんなもの?

「自律的に考え行動できるように、答えを相手から引き出すスキルでしょ?」とか、「メンバーの話を傾聴することが大事なんですよね」とか、そんなイメージでしょうか。

受ける側にとっては、コーチングってどんなものでしょう?かなりの数のクライアント体験もしている私。私にとってコーチングは、まず深く深く自分自身と向き合う時間です。コーチとクライアントが創る安心安全な場で、自分自身の心からの願いや価値観、感情などに気づいていくのです。コーチングを通して得た気づきから、自分自身の在り方(Being)や行動(Doing)を決め、実際に日常で体現してみて振り返る。それを繰り返していくことで、次第に本来の自分が持っているリソースを最大限発揮できるようになっていく。気づいたら、スタート地点と全然違う場所にいた、そんなプロセスだと思っています。

人が、価値観や心から願っていることや望んでいることに触れて、それをパワーに変えていくことができたら、チーム、組織、社会はどんな風に変化していくでしょうか??

1on1で大事にしたいコーチングマインド

コーチングといえば、答えを引き出すスキル、傾聴するスキルなどスキル面のイメージがもしかしたら強いかもしれませんが、スキルよりも大事なのがコーチングを提供する側の在り方やマインドだと思っています。

私が1on1等をするときに、特に大事にしているコーチングマインドは、「事柄ではなく人にフォーカスする」「メンバーはホールネスで、可能性に溢れた存在であると信じる」「メンバーの成長を心から願う」の3つ。

今回は、「事柄ではなく人にフォーカスする」について少しご紹介したいと思います。

事柄ではなく「人」にフォーカスするってなんだろう?

相手の役に立ちたいと思うあまり、「相手にとって解決しなければいけない問題は何か?」にフォーカスし、問題解決をしてしまう。
仕事を進めていく上で、事柄にフォーカスして問題解決をしてくことは大事なことですが、 ここで伝えたいのは「人」にフォーカスする関わりのパワフルさです。

私が学んできたコーチングでは、事柄ではなく、「人」にフォーカスした関わりをします。 問題を解決することが目的ではなく、人の本質的な変容により、結果的に問題が解消されたり、解決することを目指しているからです。

例えば、仕事の場面ではないですが、わかりやすい例で言うと

クライアントAkicom:「ちょっと前から筋トレ始めたんですが、全然筋肉量が増えないんです。。。それで、トレーニングのモチベーションが上がらなくて。頑張ってるのになぁ。」
事柄にフォーカスした関わり:「なるほど。先週の筋トレのメニューはどんな内容ですか?スクワット何回やりましたか?たんぱく質は毎日どれくらい食べてますか?筋肉量って一体何kgを目指しているんですか?」

事柄にフォーカスした関わりは、とても有用です。明日から、スクワットを25回を3セット→30回を3セットにしようとか、卵を毎日+1個食べようとか、筋肉量を増やすために必要なことを持ち帰ることができるからです。

一方で「人」にフォーカスするとどんな対話になるでしょうか。

人にフォーカスした関わり:「Akicomさんにとって、筋トレってどんな意味があるんでしょう?筋トレしてどうなりたいのですか?筋肉を獲得した先に実現したい世界は?」

筋トレに精を出す私ですが、ただの筋トレ好きではありません。筋トレを通して、メンタルもフィジカルも強くなりたい。そんな自分で、新しいことに挑戦し続けたいという願いがあります。強い自分から創っていきたい世界もあります。そんな願いを話し始めたら、内側からパワーがみなぎり、自ずと明日からもたんぱく質を頑張って取ろうとか、トレーニングメニューを改善してみようとか、結果がすぐ出なくてもトレーニング継続しようとか、そんな気持ちになるのです。

クライアントが心から願っていること 、望んでいることに触れて、それをパワーに変えていくことが、コーチングではできるんですね。

1on1など仕事のシーンでも、コーチング的な関わりはパワフルだなぁと感じることが多いです。

最後に

ぜひ皆さんも、1on1などの場面で、意識して「人」にフォーカスした関わりにトライしてみてくださいね。

大事にしているコーチングマインド、3つ紹介したいと思いましたが、力つきましたので、今回は1つまで!また次の機会に残りのマインドや、大事にしているスキルについてもご紹介したいと思います。お楽しみに!!




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