コーヒー格差〜東京と地方の違い〜
お久しぶりです。年の瀬に久しぶりの投稿ですが都内と地方のコーヒー格差について感じたことをつらつらと書いていきます。
【過去投稿】
https://note.com/akicoffee/n/nf641568645a1
というわけで4月から都内で働き始めた。地方に住んでいた時と比べて感じたコーヒー事情の違い(個人の感想)を簡単にまとめてみます。
●車か電車か
大きな違いは移動手段。車か電車かで大きく異なる。
想像してみて欲しい。
例えば都内でスタバにいくことを。
人それぞれだと言われてしまうとそれまでなのだけど
スタバを「目的地」にする人は少ないと思う。友達との待ち合わせだったり、買い物の休憩だったり何かの打ち合わせだったり、作業だったり読書だったり。もちろん新作を飲みにいくこともあるかもしれないけれど、それ以外の目的も伴うことが多い傾向にあると思う。
つまりスタバじゃなくてもいい。行き着いた先がたまたまスタバだったみたいなことかなと思う。
一方、地方はスタバが「目的地」になりやすい。
スタバにいくために車をわざわざ運転して郊外までいくこともある。
電車を利用しない人たちにとっては、駅前のお店には馴染みがなくて、郊外のショッピングモールのイメージが強かったりする。
そうするとコーヒーのイメージが先行してコーヒー以外のことに目がいかない。
「モノ」が重視されていて「コト」や「ヒト」には関心が薄い。
身近な環境にコーヒーショップがあってもそこが「目的地」にならない限りなかなか訪れる機会はない。美味しいコーヒー屋があってもアンテナを強く張っていないと美味しいコーヒーには出会えない。
コンビニコーヒーとスタバ、喫茶店がコーヒーで黒くて苦い飲み物だと思っている人が多いと思う。
たまたまふらっと寄った先が、スペシャルティコーヒー のロースターだったなんてことは地方では起こりにくい。
かといって都内で起きるのかというとそうでもない。笑
ただ、コーヒーに興味がなかった人が興味をもつきっかけが地方よりも多い。
●豆の調達
家でコーヒーを淹れる人にとって豆の調達は重要だ。ネット通販が普及したとはいえ、コーヒー豆は直接お店に行って買いたいという人も多いと思う。鮮度の問題もそうだし、バリスタからの話を聞きたい。
地方には自家焙煎店の数が少ないこと、地理的な問題というのもあるけれど、新鮮なお豆を手に入れるのはまだまだハードルが高い気がする。
通販に関しては実際に顔をみて買いたいっていうのと送料が下手すると豆と同じくらいかかってしまうのも要因かなとも思う。
●情報源
もう一つ差があると感じたのは情報。これはインターネットの普及によってだいぶ格差は少なくなっている気はする。雑誌の特集なんかも組まれているし情報はいくらでも得られる。ただ本格的なエスプレッソマシンを置いている店があまりなかったり実際のコーヒーとの出会いの場は少ないようにも思える。
コーヒーのワークショップだったりコミュニティの少なさも大きい。実際に
Peatixやストアカに掲載されている数は圧倒的に少ない。
ただ最近はコーヒーフェスティバルのようなコーヒー関連のイベントも地方で開催されてはじめているのはいいことだと思う。
●最後に
上に書いたのは一部。コーヒーが黒くて苦い飲み物だと思っている人がいることが問題ではないと思う。知らないことが悲しい。
浅煎りのめっちゃフルーティーなコーヒーもある。
別にスペシャルティコーヒー じゃなくても良い。コモディティだったりロブスタにも良さはあるしそれを知って欲しい。
コーヒーがアカネ科の植物で農家の方々が一生懸命育ててくれたことを知らないのは少し悲しい。
結局、知らないで決めつけてしまうのが一番悲しい。
いろいろ知った上で「コーヒーは黒くて苦い飲み物」と判断するならそれも良い。
でも知れば知るほどそうはならないと思うんだよな。
もっと勉強しよう。
最後までありがとうございました。
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