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専攻長インタビュー!コミュニケーションデザイン編

コミュニケーションデザインの専攻長の坂本憲信先生にインタビューを行いました!

───まず最初に、コミュニケーションデザイン専攻について教えてください。

え!?
それはねえ、大学の専攻案内を読んでくださいよ(笑) ええと、「秋美 ホームページ」で検索…

───なんとか説明お願いします…

まず、様々な感覚の中においても特に視覚的なアプローチというのを、基盤に置いてるわけです。ビジュアルに特化ではなくて、様々なメディアを通じて、伝えたいことを受け手に伝えること、そして伝わり繋がるまでをコミュニケーションデザインと捉えています。ある人はイラストレーション、ある人は広告デザイン、または動画・漫画・写真など様々な表現の手法を用いて、自分の考えを他者に伝える。そのために、課題や自主制作を通して自分の感性を磨いていく専攻です。

───ご説明ありがとうございます!ではそんな専攻に所属している、私たち、コミュデ8期生について、感じる印象はどのようなものですか?

教員と学生が一緒にいて、風通しが良い。学生と接していて、お互いの考えなどが伝えやすく、わかりやすいなと、教員側は特に感じています。うちの専攻は、あなたたちの代から、これまで2グループに分けて進めていた授業形態をひとつにまとめました。本来あるべき一つの専攻の形として、大変なこともあるけど、やはりいい面の方が大きいと思っています。今授業で担当していない学生もいるのですが、それでも「あのとき接した〇〇さん」という人が、何をしている人なのかわかっている。一人一人、以前からどう成長して、そのまままっすぐ向かっているのか、あるいは全く方向性を変えたのか。そんな空気感が、良い作品が生まれやすい環境を醸成しているのではないかと思いますね。教員側としては、とても助かっています。

───今も授業ではいくつかのグループに分かれていますが、それでもそう感じるのはどうしてなんでしょうか。

今でも中間発表や最終発表、また教員間でのミーティングなどで共有もできていて、情報を知る機会は多くあるし、耳に届くのも本当に早いです。そういうところも風通しが良いということなんでしょうね。疲れることもあるだろうけど、とにかく暗くない!(笑)
いいチームになっていると思います。

───(学生A)入学当初からコロナで、仲を深めるのが大変だった私たちの印象をそうおっしゃってもらえるのは、不思議だし、嬉しくも感じます。

───(学生B) 私も、コミュデの子たちは仲良い印象があります。

今年の春、学内のレストハウスでごはん会を開催して、今までじゃなかなかなかったなと感動しましたもん。

───では、私たちが専攻に所属した3年次の時の私たちに、何か感じたことはありますか?

昨年度の専攻展は、とにかく最高でしたね。
あなたたちは当時この専攻展に加えて、後期授業成果展も同時に進めていて、本当によく頑張ってくれました。個人作品をブラッシュアップして展示に加えてきた人もいましたね。広告も最高でした。

───(学生A)専攻展でのデザイン長をしていましたが、コンセプトやデザインを1から作る中でも、本当にみんな意見を言いやすい空気を作ってくれて、前向きに進めてくれたおかげで、とても素敵な広告が完成しました。

展示空間作りも、非常によくやっていましたね。また、会場での設営では、みんなが率先して動く姿に何より感動しました。先に設営を終えた人が、「どこか人手が足りていない人はいるかな」と歩き回っていたり、そういうのはそこかしこにあって、そういうのを見たときに「あ、この展示は大丈夫だ」と思えたんですよね。「余計なことしちゃいけないかな」を感じない、良い空気感だからこそだと思います。今の8期生に、そこでさっさと帰ってしまう人は、いないよね。

───そうですね。

そして、これからはいよいよ卒業制作ですよね。デザイナー、クリエイターのあるべき姿として、ギリギリまでやって全うできなかった、ではなく、早めにしっかりゴールを見つけて、ちゃんと休んで…それがあるべき創作の姿だと思います。ここ強調しておいてくださいね!

───しっかり書き起こしておきますね。ありがとうございます。次に、先生の学生時代についてのお話を聞きたいです。

©︎Ikehata Saki

もう40年前ですかね、環境が全く違います。100%アナログで、コンピューターを電子計算機と呼び、家庭用パソコンなんてなかった時代で、今皆さんが当たり前にAdobeソフトでやっていることができるパソコンが一般に普及していない。それができるマシンが、1億数千万してました。
昔はディスク1枚にレイヤーひとつを保存して、レイヤー5つ作るだけで動かなくなったり。今じゃ考えられないでしょ?

───何十もレイヤーを簡単に作れる今では、なかなか考えられないと思います。

そういう苦労しか覚えてないです。そういった人間が今の授業を見ていて感じるのは、今のこの性能のパソコンを使って、なんで何週間もかかるんだ!と思ったりすることですね。

───(ぎく)

期待を込めていうと、もっと早く、的確にできると思っています。学生一人一人の可能性はこんなものではない、と思いながら接していますね。他の専攻の先生も同じだと思います。でもやっぱりいい作品を作っているところを見ると、本人もいい顔をしていて、こちらもニヤッとしてしまいますね。私もあと数年ですから、やれるうちに頑張って、学生たちを育てていきたいと思います。

───ありがとうございます。

…とエールを送る坂本であった。以上!
今回のこの広報のインタビューがきっかけで、専攻を超えて何かするとか、展示を見てもっと刺激をもらったりとか、っていうのはいいよね。もっとそういう授業があったらいいのにな~とはずっと思っています。みんなと会うのもあと数回だろうね。卒業式では(専攻長として)みんなの名前を呼ぶんだな。会場はミルハスだよね?

───(学生A)私、ミルハスに行ったことないです。

───(学生B)私も入口だけしか…

会場に入るとね、おかきとか醤油せんべいが食べたくなりますよ。

───なんでですか?

壁にね、おかきみたいな木片が埋まってるんですよ。色が醤油みたいで。美味しそうなんですよ。これを言うと「え~?」と言われるんですが、後から聞くと、確かにそうだったと言われます。(笑)
そんなことも楽しみにしておいてください。

───そうなんですね、確認しておきます!(笑)


坂本憲信先生、ありがとうございました!

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