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学生インタビュー89!一樹さん

🕊出展作品🕊

『拝啓』/一樹
アクリル、クレヨン、カンバス

池田修三先生の作品をオマージュした絵画を制作しました。コロナ禍などを乗り越え、苦しいこともあるが、これから大人になっていく私たちを重ね合わせることができるように、大学生くらいの年齢の、池田修三先生の作品をモチーフにしたキャラクターを描き、必ず春がくるという希望や、大人になってからも子供の頃のようなセンチメンタルを大切にすることが豊かな生き方につながるのではないかという思いを込めています。この絵を見た後に池田修三先生の作品をまた見たくなったり、初めて知った人に興味を持ってもらえたりするようなものを目指しました。池田修三先生の言葉や絵からの小ネタを多く盛り込みました。

🕊学生インタビュー89🕊
アーツ&ルーツ専攻 一樹さんにインタビュー!

一樹


──どのようなものを研究、制作していますか?

池田修三先生を研究してきました。卒制のための実験絵画を制作したり、横道に逸れてまんがエリート
のためのまんが専門誌 COM のパロディをしたりしました。

──制作活動をするうえで大事にしていることはありますか?

グミチョコレートパインで主人公がバンドを始める時のような初期衝動


──卒業制作ではどのようなものを制作しますか。

池田修三先生に捧げる絵画を制作します。 ボンクラなりに全力で修三先生に愛を伝えます。また、自分は修三作品をこうみているという視点の提案をしつつ、コロナ禍を乗り越えてモラトリアムの終焉を迎えようとしている僕等のための作品でもあり、大人になってしまった全てのひとに捧ぐ作品でもあり、尚且つ池田修三先生の作品の外の一面にもそう遠くない部分もあるような、それでいて自分の好きなものをたくさん詰め込んだような作品を目指しています。

──大学入学前と比べて、自分自身が変わったと感じるところはありますか。

感性が鈍くなりました。サイアクです。


──大学生活の中で印象的だった出来事を教えてください。

大学生活ではいい思い出がありませんが、大学時代の一番の思い出は、矢沢あい展とカネコアヤノのラ
イブに感動したことです。芸術作品で涙を流せる感性がまだ残っていることに驚きました。しかしもう
血も出ません。ぼくの青春は終わってしまいました。

──最後に一言お願いします!

プレハブ棟は静かに雑談を控えて利用する場所だなって。


【作品・制作物】

「アリス・イン・マイマイン」
不思議の国のアリスをモチーフに、アリスの好奇心とバイタリティに焦点をあて新しいアリス像を描こ
うとした作品。


「夢見てる、いつも」
「十九歳の地図」という映画を見て、強く生きていきたいなあと思いながら描いた作品。


「学生気分芸談」
まんがエリートのためのまんが専門誌「COM」のパロディ絵画作品の一部。

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