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学生インタビュー43!古瀬まどかさん

🕊出展作品🕊

『角浜駒踊り画伝』/古瀬まどか
デジタル、紙、ハレパネ

岩手県最北端のまち、洋野町の郷土芸能『角浜駒踊り』。馬を模した〈駒〉を身に付け、力強く跳ね踊るこの民俗芸能は、安土桃山時代に生まれた『石沢南部駒踊り』を起源に持つと伝えられている。私のふるさとである洋野町角浜地区の小学校では、現在までおよそ80年に渡って伝承活動を続けてきた角浜駒踊り保存会の指導のもと、生徒全員が駒踊りを学び、習う機会がつくられている。次の代へ伝え繋ぐことを心に決めた、身近な人々の手で大切に守られてきたこの踊りのかけがえのなさ、重み、尊さに、私は成人してからようやく気が付いた。より多くの人に『角浜駒踊り』に出会ってもらうために。絵のちからで、私にできることを探る。

🕊学生インタビュー43🕊
コミュニケーションデザイン専攻 古瀬まどかさんにインタビュー!

古瀬まどか

──どのようなものを研究、制作していますか?

イラストレーションを中心に制作をしてきました。 元々キャラクターを作ったり描いたりすることが大好きなのですが、それをどう作品制作に活かせるだろうかと悩みながら試行錯誤した4年でした。
これからもじっくりと、手に馴染む答えを探して制作をしていきたいです。

──制作活動をするうえで大事にしていることはありますか?
 
作品に触れることで既に知っている、イメージの固まっている物事の見方捉え方が変化するような、目に見えて いるありのままの現実からちょっとだけ遠くに行けるような空想性(ファンタジー)を大事にしたいなと思っていま す。 現実味が全く無くて、でも作り込まれていて、と物量で殴ってくるファンタジーが大好きなのですが、そういったも のはどうしても楽しめる人を選びます。 分かち合える、ついていける、身近なファンタジーを作れるようになりたいなと思っています。

──卒業制作ではどのようなものを制作しますか。

私の地元である岩手県洋野町の郷土芸能「角浜駒踊り」を題材にした、アニメーション作品を制作中です。
現実の舞台では目に映ることのない、踊りの背景にあるものを可視化しようと試みています。

──大学入学前と比べて、自分自身が変わったと感じるところはありますか。

何か作品を作る度に自分が表現したいもの、魅力的に感じるものはなんなのか考えることを繰り返して、自己理 解が少し深まったかなと思います。
自分の感じ方や考え方を以前より大事にできるようになった気がします。 まだまだ突き破って冒険できそうな気もしています。これからも精進します。


──大学生活の中で印象的だった出来事を教えてください。

4年生になってようやく同じ専攻のみんなや一部の先生方と飲みに行けたことです!!大学生やってるな〜って思えたところでもう4年生も半分終わっていました。一年の体感時間が年々短くなっていて恐ろしいです。

──最後に一言お願いします!

何もかもがあっという間でした!
最後まで楽しんで頑張ります!


【作品・制作物】

「『UTAU』の活用方法の模索」
素材:デジタル
録音した人の音声をコンピュータで合成し合成音声として出力するソフトウェア「 UTAU」を活用し、SNSに触れる若者を対象に「昔の日本の歌」の魅力を再発信するSNS企画を考えました。企画を実行するための看板キャラクター「折々のくも」を私自 身の音声データから作成し、デモ動画の制作を行いました。


「デジタル絵本「きらきらお星様」」
素材:デジタル
「マザーグースを題材にデジタル絵本を作る」という課題のもと制作しました。お星 様、女の子、旅人の3人のキャラクターが登場する計8枚のイラストで構成されています。

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