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スウェーデンのワクチン接種率が伸びるとともに、施設入居者の感染者がほぼ消滅

 国家疫学者でスウェーデンのコロナ対策を作っている公衆衛生局のテグネル氏は、「ワクチン接種が進んでおり、施設で介護を受けている高齢者の感染例がほぼゼロとなった」と報告しました。春先からワクチン接種が始まるまでのスウェーデンの死者数の多くが施設で介護を受ける高齢者でした。介護者や家族から感染し、施設内で広がり多くの犠牲者がでたのです。

 ですから、スウェーデンではワクチン接種の第一優先グループは、こうした施設の入居者とその介護者、家族に高齢の介護が必要な人を抱える家族でした。今や、施設入居高齢者の9割方がワクチンを接種し終えています。介護者も然り。

 その代わり、ICUには若者が増えています。今日も夕方のレストランには若者が列をなして入って行きました。重症化する若者が増えている中、その対策をさらに厳格にする必要があるのではないか、そういう声もずいぶん前から聞かれていましたがいまだに変わりません。

 とはいえ、ICUの余裕は日本に比べればまだまだある方です。


写真はルンドの街中の公園にある鳥小屋で集まって暖を取る文鳥さん。

こういう密は歓迎です。

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