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前向きな「じぶん」に変える決意をした話

1年前の話。ちょうど仕事納めをして数日経った頃のこと。

朝、目覚めると妙に頭がグラグラする。そして気持ち悪い。
慌てて夫のいるリビングに行くものの、全然収まらない。

「体調よくない」

と、顔面蒼白の私は言って、寝室に戻る。ここから2日ほど寝込むことになる。

横になっても頭がグラグラする。
右を向いても、左を向いても、上を向いてもグラグラする。
どの体勢でも良くならない。人生の終わりかも、なんて考えまで飛躍する。

世間は年の瀬だったので今日を逃すと病院に行けない、と必死の思いで耳鼻科に行った。(町の唐揚げ屋さんのにおいが受け入れられなくて、しんどかったな~。いつもはいい匂いなのにね)

結果は、体に異常なし

つまり、ストレスが原因ってことだ。
ゆっくり休むように言われ、ひたすら寝た。
レトルトのおかゆは体が拒否したけど、夫はお手製のお粥は美味しく食べられた。感謝。

と、このめまいは幸いなことに2日ほどで治った。よかったよかった。

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だが、その後精神的ダメージが続いた。

病院で聞く「体に異常はないから安心してね」という言葉を反芻する。
この言葉は聞き飽きた。
片頭痛やIBS(過敏性腸症候群)とすっかり仲良しの私は、過去に同じセリフを何度も聞いている。
体に異常ないならなんで、体調が悪いの?

だったら体のどこかに異常があって、薬や手術で直してほしい。

そして、「私が本格的に心身のの不調をきたしたらどうしよう。結婚したばかりで、精神を病んだ妻になったら、夫や夫の両親に申し訳ない」と本気で思って、眠りが浅くなった。

いま思うと、なんでそんなこと考えていたのだろうか、不思議に思うのだが夜は人間をより一層ネガティブにさせる。


夫は、私のために「ストレスを発散する方法」をいろいろ提案してくれた。
運動したり、湯舟に浸かったり、アニメを勧めてくれたり、本を読む事をおすすめしてくれたり、、そして夫婦ブログを始めることを提案してくれたりした。
無気力な私1人では、なかなか実践できないのだけど、2人なら取り組めたし、続けられた。

そして、私はこのとき出会った本で引用されていた、アインシュタインの言葉で目が覚めた。

何もかも元のままにしておきながら、何かが変わると期待するほど、愚かなことはない

敏感すぎるあなたへ 著者:クラウス・ベルンハルト

今日の不安症の患者さんの置かれた状態にぴったりだ、と紹介している。
冒頭で紹介している文章だが、雷に打たれたような衝撃を受け、この本に書かれていることを疑わず信じて自分を変えてみようと思った

それからの私は、「人生ゼロから始めてみたっていいじゃないか」と強く思い、前向きに生きることを決めた。
2021年の目標はシンプルに「ストレスをためない・発散する」


あれから、ちょうど1年が経った。

心はすごく落ち付いている。

ストレスはゼロにはならない。
けれど、ストレスに思う事柄を頭の中から消し去ることはできているし、それなりに楽しく過ごせたと思う。

体調の面でいえば、
年に数回あった片頭痛は、1回も来てないし、
お腹が痛くなる頻度は減った。
暇だなと退屈になることも減ったし、
有意義だ!と感じて過ごすことも多い。

わたし、ちゃんと前を向いて生きている。うれしい変化だ。

自分を変えることは簡単じゃない。
でも、ほんの少しだけ、自分の考えや行動を変えると、数カ月、数年後、数十年後の行き先は大きく変わる、そう信じている。

前向きに、そして自分を信じて進みましょ!!

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