ゼネコンの見積を読み解く(構造編)

皆様ごきげんよう!
相変わらず激務にて、家に帰宅すれば体力を回復することだけに時間を使ってしまうという日々を過ごしております。
(これじゃ駄目ですね、、、)
最近は、土日に仕事をするとなるとカフェに行くようにしています。どうしても家だと怠けてしまいますから、、
そんな中で、最近のおすすめは「TREE by NAKED meiji.park」さんですね。
これは、断トツです。
皆様も是非、一度足を運んでみてください!
高級マンションが好きな方なら知らない人はいない、あの「SGRさん」が経営しているカフェでもありますので存分にSGRさんの感性を感じて下さい!

そんな事はさて置き、本題に入りましょうか。
あと、ごめんなさい。今回はかなり専門性が高いのでデベロッパー勤務の方やゼネコン勤務の方以外は参考にならないかもしれません。申し訳ございません。
しかし、その他の不動産業界の方々やその他の方々にはご連絡を頂ければデータをお渡ししようかな等考えたりしておりますのでご参考までに。

では行きましょう!

・ゼネコンが提出する見積内容について

ゼネコンが提出する見積をしっかりと読み解くことは出来ていますでしょうか。
高い、安い等読み解くことができれば、交渉の場でプラスに働きますよね?
(私は困るだけなのですが🤦)

まず、手始めに共通仮設工事費と直接仮設工事費の理解は出来ていますか?特に共通仮設工事費は一式で出す場合が多いので、何のお金が入っているのか理解出来ていない方も居るのでは無いでしょうか。

・共通仮設工事費=建物を立てることに直接関係していないものの、工事を進める上で必要項目をここに入れています(現場事務所、誘導員、タワークレーンやラフタークレーンもここに計上されますね。)

・直接仮設工事費=建物を立てる上で直接的に必要な仮設物の項目をここに入れます。(足場、建物養生、遣り方等)

てな感じなのですが、この2つだけでも心折れませんか。他の項目も見つつ、見積もりの読み解きなんて難易度が高すぎますよね?
それに追加で、この見積が高いのか安いのか、間違いがないのかを見るなんてどうでしょうか?
なので簡単にできる構造というお題で今回は書かせて貰ってます。
特に構造関係は金額に直接影響してきます。今回のnoteを通して理解をして頂けると幸いです。
まずは、最初のステップだと思って頂けると理解が進むかも知れません。

一先ず考を少しでも良いので頭に入れて下さると幸いです。

躯体の数量及び比率を纏めよう

各々見積の高い、安いを纏める上で重要かつ簡単なのが、躯体の数量を纏めることなんですね。
何故かと言うと、これかなり建物が特殊ではない限り規模感などが同等な建物と比べると大体近い数字になるんですよ。
(RC造の5階建なら5階建のページで纏めて下さい。3階建なら3階。)

上記の内容が理解できるとどのようになると思いますか?
躯体の数量を纏めると、その見積りの躯体数量が多すぎないか、少なすぎないか、また昨今の単価から比べて高すぎないか、安すぎないかを自分で確認できてしまう訳です。
(これを理解されると非常にやり取りのレベルが上がると思います。ゼネコン側からしたら怖いです。。。)
上記の内容って、CM室の方々だと理解されているのですが、デベロッパーの営業の方だとあまり理解されていない方が多いのでは無いでしょうか。

特に若手の方は、簡単な躯体数量を纏めることから始めることをオススメします。(ゼネコンの方も理解できていない方多いですよ。)
会社にある過去の見積データ等纏めてみて下さい。必ず自分の力になります。


どのような数量を纏めるのか

ここからは具体的に纏めるべき数量を記載していくので参考にして下さい。決して難しい内容でご安心下さいませ。

まず初めに基本的なところを纏めて下さい。
・構造(S造、RC造等、賃貸MSや分譲MSを記録すると尚良し)
・建築面積(㎡)
・延床面積(㎡)
・施工面積(㎡)←わかる場合で良いです。
・軒高(m)
・杭長(m)※ここは難しいので覚えなくても良いです。
・戸数(事務所でも記載して下さい)

ここからが重要です。
・コンクリート、鉄筋、型枠の数量を纏めます。
纏め方としては、
・コンクリート数量(㎥)・法床比率 ・施工床比率 ・戸当たり比率
・鉄筋数量(t)・法床比率 ・施工床比率 ・戸当たり比率
・型枠数量(㎡)・法床比率 ・施工床比率 ・戸当たり比率
比率に関しては全て、数量÷㎡です。
上記の内容をエクセル等で纏めて下さい。
機会があれば、私が個人的に勉強用で作成したエクセルデータも配布しようと思いますが、それはまた別の機会で。

参考までに

ある物件の数量を参考に記載します。
これを見て頂けると理解度が深まるかと思います。

RC13階を元に纏めます。

少し小さいので画像を拡大してご覧頂けると幸いです。
纏め方上記のような纏め方をするとやり易いと思います。何よりもデータは大切です。自分が纏めたデータはすべて自分の財産です。
お互いもっと上を目指して行きましょう。

最後に

今回はあくまでも最初のステップです。何より数多くのデータを集めて纏めることで自分の力となります。
考えるよりも先に行動を起こしましょう。

私は個人的に若者はもっとやれるのではないかと感じることがあります。(私も24です。)
やる気とか、モチベーションとかそんなものは関係なくて、若者でも年配者を蹴落とすくらいの勢いで仕事をしたくはありませんか?。
ただやり方がわからなくてくすぶっている人もいると思います。そんな方の少しでも道しるべとなることができれば幸いです。

さて、これからは私たちの時代です!
一緒に高みを目指しましょう!

@アキ

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