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【育児・家事】イライラが止まらない自分を俯瞰したら少し心が落ち着いた話

毎日毎日、イライラが止まりません。本当に本当に些細なことで、震えるほどイライラしてしまう。過ぎ去ったことを思い出してまたイライラ。そのイライラを旦那さんにぶつけて、その事にまたイライラ。頭では、イライラしたってしょうがないし、そんな瑣末な事に気を取られている方が時間の無駄、とわかってはいるものの、どうにもこうにも止まらない。
これって私だけ?いや、きっとみんなもそうだ!ちょっと一旦落ち着いてイライラに振り回されず自分を見つめ直してみよう。何か少しは解決の糸口があるかもしれない。と、考えたお話を書きます。(主観です。)

空の灯油にブチギレる

3月に入ってもまだ雪が続き、朝晩はまだまだ冷え込む日々です。灯油ヒーターは長野の冬において生命線です。とある朝のこと、2歳息子に文字通り叩き起こされて頭半分眠ったまま1階の寒いリビングに降りて、灯油ヒーターのスイッチをポチッと押したら、”ピーピー”とけたたましくなる警告音「灯油が空だ」と言っている。
昨日の夜、旦那さんに確かに私は「灯油入れておいてね」と言ったし、「はーい」といっていた…のに。…のに。

震えた。灯油を入れながら、震えるほどの怒りが体の中に湧き上がるのを感じていた。正直、自分でもどうしてこんなに怒るのか、頭ではそれほどのことではないとわかっていながら、頭に血がのぼってしょうがない。

イライラしたり、怒りの感情を持つことは疲労感がつよく、さらに次の負の感情を生み出します。端的に生産性が低い。私だってできれば、毎日ニコニコしてご機嫌に過ごしたい。

前提として他人を変えることはできない

イライラするとつい、原因を自分の外に求めてしまいます。灯油を入れていなかった旦那さんに対してや、朝5時に叩き起こしてくる息子に対してなど気を抜くとすぐに人のせいにしたくなる。でも他人を変えることはできないし、他人の変化という不確定な要素に自分のご機嫌を左右されるのは正直損です。目先の怒りの原因を見ようとすると、”空の灯油”などの具体的な話になりがちで、これだとどうしても他人を責めたりする方向に思考が向いてしまうと思うんです。

イライラする自分を俯瞰する

どのような時に私はイライラするのだろう。”空の灯油”の何がそれほどまでに自分を怒らせたのか。灯油を入れながら、私は少し冷静さを取り戻して、考えていました。そして私は、灯油が空だったことではなく、自分が考えていたシナリオが狂わされたことにイライラしたのだと気がつきました。

朝の忙しい時間、朝食の準備や息子の着替え、洗濯と掃除に自分の身支度、ゴミ出しの準備などなどなど…とにかく短い時間の中に(しかも眠たい気持ちを叩きながら)決まった時間までにこなさなければならない。そのために、ある程度作業の順番や工程を予め頭の中でシミレーションした状態で朝を迎えています。夜、歯磨きをしながら翌朝の動きを「ゴミ出しの曜日」「天気予報」「保育園の連絡帳」「自分と旦那の仕事のスケジュール」などを確認しながら、毎日シナリオをつくっているのです。
そうして、朝を迎えて、さて今日のシナリオを始めよう!と気合を入れたところに、冒頭の”空の灯油”を知らせる警告音なのです。思い出してもイライラする…。

毎日イライラしないために

ここまで読んで、「そんなに怒るくらいなら、夜のうちに自分で灯油入れておけばよかったじゃん」と思う方もいるでしょう。そう!その通りなのです!すなわち…
「他人を自分のシナリオに組み込まない」
これが大事なのだと思います。家族が気が付いてやってくれるだろう、とか、お願いしたからやるだろう、とか、他力本願なタスクをシナリオに組み込むとそれが崩れることに苛立つ羽目になる。でもそもそもが、自分自身でこなすことだけでシナリオが成り立っていれば、自分の過失や妥協さえなければシナリオが崩れることはない。少なくとも、人に対して苛立つことはないですよね。
でも、これだと結局自分で全ての家事育児をしなければならなくなり負担が大きい。これも結局イライラしそうですよね。ここでもう一つのポイント。
「家電はボタンを押さなければ動かない」
例えば洗濯機。自動で洗濯して脱水して、機種によっては乾燥までしてくれる素晴らしい家電。でも、洗濯物がどんなにパンパンに詰まっていても”スタート”のボタンを押さなければ洗濯されません。でも、「こんなにパンパンなのにどうして洗濯しないの?この洗濯機不良品!!」とはならないですよね?洗濯物が溜まるのは”スタート”ボタンを押さない私たちの問題です。洗濯機に罪はないです。
同じように、家族にも家事はしてもらう場合も、『”スタート”ボタンを押す』というタスクはあくまでも自分のシナリオにきちんと入れておかなければならないのです。この考え方のいいところは、仮にスタートボタンを押し忘れて、それでも家族が家事をしていてくれてた場合、想定外にすごく嬉しい気持ち・得した気持ちになれるのです。イライラする毎日が、むしろ嬉しい瞬間を生み出してくれるのです。

今ある環境に感謝する

ちなみに、我が家の旦那さんは私が熱を出した時や二日酔いの時は、いつでも家事をしてくれます。私が嫌だと思うことは、なんでもやってくれますし、私が飲みに行きたい時なども快く送り出してくれます。これは本当に、ありがたいことで、他の人にはそうそうできることではないと思います。だからこそ、闇雲にイライラして当たらないようにするために、日常的には過度に期待せず、私が元気に頑張れる環境を整えてくれている旦那さんに感謝して暮らしていこうと思うようになりました。

…ということを年度末の忙しい中考えた、という備忘録でした。でも、結構自分的には理にかなっているなと思っているので、noteしました。
来週はもう少し楽しい話を書こうと思います…。

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【毎週note投稿挑戦中】
銀座OLから突如縁もゆかりもなかった、長野県塩尻市に移住した私が日々の思いつきや偏愛、思考などを書き留めています。
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書いていきそうなテーマ:地方移住・子育て・自営業・偏愛・趣味など

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