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プロダクト未来会議をやってみました ~ プロダクトへの落とし込み編 ~

Findy IncでWebエンジニアの中途転職をサポートするプロダクト「Findy」でプロダクトマネージャーをしていますムカイ( @osk_kamui )です。

先日、中途転職Findyにおけるプロダクト未来会議を行いました。
その結果アイデアが289個出たのですが、今回はそこから実際に落とし込む点に関する話を書いていきたいと思います。


紙をデータにする

再掲

まずは今回出た289枚の付箋をスプレッドシートに落とし込みます。
1枚1枚に対して想いを馳せたい気持ちを抑え、無心で事を進めました。
かかった時間はだいたい2時間ほどでしょうか。

次に、各項目に対してカテゴリ分けを行います。
元々紙の時点である程度のカテゴリ分けがされていたので、この点は次回行う際も続けていきたいと思いました。


RICEモデルでスコアをつける

データ化されスコアがついたもの

リスト化されたら、次はそれらにスコアをつけていきます。

RICE とは、Reach(リーチ)、Impact(インパクト)、Confidence(信頼度)、Effort(労力)の略語で、この 4 つの要素でアイデアを評価し、優先順位をつけていきます。顧客が喜ぶような最高の目標を考えるときに、それらのアイデアに伴う過度な期待に飲み込まれないようにすることは難しいことです。

RICE 優先順位付けテンプレート(https://miro.com/ja/templates/rice/)

RICE自体はあくまでモデルであり、そのスコアが完全な優先順位を表すわけではありません。

しかし、一定のルールに則りスコアを付けていくことは優先順位をつける上で非常に重要な役割を果たす事は言うまでもなく、次のフェーズである「やるやら」を議論する上では非常に有用でした。


ステークホルダーと優先順位を決定する

スコアを付けた状態で、最後に事業部側の代表者と一緒に優先順位を決めました。

RICEスコア順に、スコアが高い理由、プロダクト未来会議で使った「シール」の有無を加味して優先順位も同時に決めていきます。

ここのフェーズに来て思うことは、やはりプロダクト未来会議で人気があったものと、実際の優先順位は違うという点でした。

プロダクト未来会議はみんなでアイデアを出し合って「想いを揃える事」や「相手の考えを知ること」は出来ますが、それが実際にワークするかどうかは別であるという点がプロダクト作りにおいて非常に難しい点だと感じました。

そしてそのバランスを適切にとりながらプロダクトを良くしていくという意味ではプロダクトマネージャーの腕の見せどころでもあるなと思いました。


優先順位に基づき実装していく

さて、優先順位も決まり、いざ実装に移っていきます。

プロダクト未来会議を行ったのがこの記事の出る約1週間半前となりますが、いくつかはすでに仕様を作り上げ、実装に入ろうとしています。

そんな簡単に優先順位が変わるのか?という話はあるかと思いますが、優先順位を変えないことで、提供できる価値を毀損してしまう事の方を避けるべきだと考えています。

また中途転職Findyの特徴として、爆速価値提供というのがあり、多少優先順位が前後してもカバーできるので今回のような柔軟な優先順位変更が行える事も大きいと思います。


さいごに

2週連続にわたってプロダクト未来会議について書いてきました。

みんながプロダクトについて考えているからこそできたアイデア創出、そしてそこからプロダクトに落とし込むスピード感はFindyで働いていて良かったなと思える点でした。

今後も定期的にプロダクト未来会議は行いますし、そこからスピード感を持って価値提供していき「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる。」に突き進んでいきたいと思います。

Findyでは爆速価値提供を目指すプロダクトマネージャーを募集しています。


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