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【山羊日記#10】明菜とキョンキョン

今、キョンキョンがかっこいい。
(今の自分がキョンキョンのかっこよさに気づいてしまっただけのこと)
つまりはキョンキョンはもともとかっこよかったのだ。

下の動画のキョンキョンは堂々としている。
飾らない姿に隙がない。
飾らないのにかっこいい。
それはキョンキョン、いや、小泉今日子というアイドルでも女優でも歌手でもない一人の人間としてかっこいいということなのだ。

飾らない姿がかっこいいといえば?

中森明菜さんである。


唯一無二の永遠の歌姫
中森明菜である。

アラレちゃんメガネにすっぴんの明菜さんがおどけている姿が容易く想像できる。

ドラマ「冷たい月」でも入院中の主人公(明菜さん)が車椅子に乗ってる状況で化粧なんかしてるのは不自然ということで明菜さんはすっぴんで涙を流し設定上逆恨みの相手の女優さんを睨むのである。
唇を噛み締めて怒りに震えるのである。
ここに、台詞は不要。
言葉で説明など野暮というものだ。

化粧しないから飾らないというわけでは勿論なくて、武装して身構えないところに飾らない自信をみるのである。

明菜さんは謙遜されるし、それに偽りはない。
押し退けてまで頂にのぼろうというお方では絶対ない。
実力があったのだ。
実力はたゆまぬ努力の結果である。
ストイックに自分自身と戦ってこられたのだ。


ライバルは自分。


きっと明菜さんはそうだったのだろう。
そして、キョンキョンも。

明菜さんと二人でピンクレディーの「SOS」を全身黒タイツにスカートで歌い踊っていた動画をみたことがある。
二人とも仲良しの同級生みたいに。

キョンキョンは明菜さんの芸能界での唯一の親友だったと聞いている。

明菜さんが心を開いた人物なのだから人間性に間違いはない。

互いに助け合って高め合ってきたのではないだろうか。

キョンキョンが同じステージで生卵を投げられ頭からかぶってしまった時誰よりもはやくに明菜さんが駆け寄ってきてキョンキョンを守ったという。

二人は互いを認め合っていたのだろう。
なぜなら自分が一番でかつ唯一のライバルという明菜さんと同じ共通点をキョンキョンからも感じるからだ。

「別に気にしない」
二人とも楽屋の鏡の前で化粧をおとしながらマネージャーさんに言ってるのが想像できてしまう。

キョンキョンがMCのオールナイトニッポンを聴いていてとても勉強家なんだと気付かされた。
キョンキョンは努力家なんだとわかったのだ。

歌謡史に詳しく、沢山の歌を聴いていた。
コンサートに足を運んだりもしていた。
好きな歌を知ってもらいたいと積極的に流してくれる。リスナーの声を尊重してリクエストを優先してくれる。
体調が万全でなくても笑って健気に乗り切る。

相手あっての自分。
これはまさに明菜さんの慈愛と共通している。

やはり、明菜さんとキョンキョンはわかりあえているのだと確信できる。

今、明菜さんは表舞台から距離をおいている。
でも、明菜さんが健康でいてくださればそれでいいのだ。
そして、もしも、もしも、時が来たら…

私たちは待っております。いつまでも…

そして、キョンキョンは友の思いを心に(それは誰にもみせることはなく)毎日自分自身と対峙する。
気のせいか、たまにふっと明菜さんがシンクロして見えるのは…

そしてまた二人は
NHKの「二人のビッグショー」のような
お茶の間が手拍子したり、一緒に口ずさんだり、ほっこりと歌とトークを楽しめる番組で共演してくださることをファンは望んで夢見ているのである。

時が過ぎて今心から言える
あなたに会えてよかったね
きっと
わたし

キョンキョンの歌が沁みる。

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