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湿痰(「水と熱」の不足)タイプの仔

「水滞」は「湿」ともいいます。
「水滞」に冷えが加わると、今度は体内の流れが痰のようになってしまうため「湿」と呼ばれてる症状になります。

「水滞」タイプの子の体型が、がっちり&ぽっちゃりなのに対して、「湿痰」タイプの子は極めてぽっちゃり&ぶよぶよのイメージ。
お散歩をしてもすぐに疲れてしまったり、息苦しくなってしまいます。
ゼーゼーと痰が絡んだような呼吸をするのも特徴。
皮膚のかゆみなどのトラブルも多いといわれています。

以下の特徴が複数当てはまった場合には「湿痰」タイプかもしれません。
(ヒトもわんこも共通なのでご自身のチェックもしてみてください)

1.特徴

・全体的にむくんいる
・ぽっちゃり&ぶよぶよ体型
・皮膚にかゆみがある
・被毛が細い
・運動が苦手
・水をたくさん飲む
・尿量が多い
・時々水っぽい下痢をする
・暑さや寒さに弱い
・雨の日や梅雨時期は体調不良になりやすい

2.毎日のケアでできること

・身体を冷やしすぎない
 ∟ 夏場のエアコンやクールマット・クールネックの使用も適度に
 ∟ 冷たい水よりはお白湯程度のあたたかい水分をあげましょう
・「水滞」の仔と同様、少しパンティングするくらいの運動をしましょう
 ∟ 運動で発散して余分な「水」を外に出しましょう

3.おすすめ食材

体内の余分な「湿」を取り除くとともに、身体をあたためて体内の流れを正常に導きましょう。
・「湿」を取る食材例
上半身の場合:キャベツ・セロリ・バジル・モロヘイヤ・よもぎ・しじみなど
下半身の場合:はとむぎ・菊芋・黒豆・あしたば・アスパラ・きゅうり・クレソン・冬瓜・ナス・すいか・鮎・鯉・昆布・すずき・鯛・鴨肉・豚レバーなど
・「熱」を生み出す食材
生姜・紫蘇・シナモン・ラム肉・鹿肉など
※特にシナモン・ラム肉は熱する力が強いです
・「気」を巡らせる食材例
セロリ・ピーマン・春菊・紫蘇・みかんなどの柑橘系など
※香りが強めの野菜やハーブは気を巡らせてくれます
※みかんの薄皮の白い部分は下痢止めにもなりますが、通常は皮をむいてから上げてください

※いずれもあげすぎると今度は逆の効果が出るので適正量はおうちの仔に聞いてください

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