「後回し」にせず,実行する技術〜決心編〜
やりたいと思ったけど,また今度でいいや...
こんなふうに,後回しにして結局やらないことってありませんか?
今日はそんな「後回し」をせずに行動する方法について書いていこうと思います.
参考文献はこちらです.
決心するときの重要な5つのポイント
この本では,後回しせずに実行するためには「決心,実行,維持」の3段階が必要だと説明されています.
今日はそのなかでも決心についてみていきます.いわゆる以下に計画を立てるかという話になります.
決心の段階で重要な点は以下の5点になります.
プロセスを細かく設計・創造せよ
逆算で計画を立てよ
障害と対策を立てよ
なぜやりたいかを明確にせよ
公開せよ
それぞれについて見ていきましょう
プロセスを細かく設計・想像せよ
これは,とにかくプロセスを細かく設計して,想像することを意味します.
プロセスを明確にしないと,実際に行動を起こすときに行き詰まってしまうからです.
また,成功した姿を想像するだけでは,うまくいかなくなったときに,挫折しやすくなるんだそうです.
成功した自分を想像するだけではなく,その過程を詳細にイメージすることで現実的にものごとを考えられ,目標達成率が高まるんだそうです.
たしかに,成功するイメージを思い浮かべるのはいいけど,実際にどう動いていいかわからなかったら,そこどまりですもんねー.
逆算で計画を立てよ
これは,なりたい自分を設定してから,逆算して計画を立てることを意味します.
現在を起点に順々に目標を設定していく順行スケジューリングでは,未来にこうなりたいという視点が消えてしまうので,簡単に挫折してしまうとのこと.
具体的には,以下の質問に答えていきます.
絶対に達成したい目標はなに?最終的な締切はいつ?
その前の日か週にはどうなっている必要があるか?それを達成するために何をする必要があるか?
さらに,前の日か週にはどうなっている必要があるか?それを達成するために何をする必要があるか?(この質問を繰り返す.)
今日,できることはなにか?
障害と対策を立てよ
これは,障害をあらかじめ想定しておいて,対策を立てておこうということです.
なぜ,障害をあらかじめ想定して対策を講じるのが大事かというと,人は障害があって失敗すると,すぐに行動をやめてしまうからです.
ニキビをなくすために,お菓子を食べないと決めたのに買い物にいったときにお菓子コーナーをみてしまって,ついつい買ってしまうなど,あるあるなんじゃないでしょうか?
具体的に障害と対策を立てるには,以下の質問に答えていきます.
達成したい目標は何?
目標への行動を邪魔する要因は何?
その障害に対策する方法は何?
なぜやりたいかを明確にせよ
これは,目標をなぜ達成したいのかを明らかにすることを意味します.
なぜこれが大事かというと,人は必要に迫らないと行動しないからです.
極端に言うと,自分が死に追いやられている状況なら,どんなこともやるんじゃないでしょうか?
例えば,「1年後までに英語を聞き取れるようにならなければ死ぬ.」と決まってしまったら,嫌でもやるわけです.
具体的には,以下の質問に答えていくことになります.
達成したい目標は何?
変化しない場合に起こりそうな恐ろしい事態に何が考えられる?
目標を達成したら何を得られるだろうか?
公開せよ
これは,目標は公言せよ!ということです.
これが重要な理由は,人は目標を公言することで,その考えを最後まで守ろうとする傾向があるからです.
一貫性の原理ってやつですね.
具体的には,以下の質問に答えて実行していきます.
達成したい目標はなに?
どんな内容を誰に,どんなふうに公開する?
公開した約束を守れなかったら,どんな代償を払う?
最後に
個人的に一番ぐさっと来たのは,「なぜやりたいかを明確にせよ」という点です.
たしかにこれまで,やりたいと思いながらもできていなかったのは,本当の意味で自分に大切な理由が明らかじゃなかったことが多かったように思います.
本当に変わりたいのなら,「これを達成できなかったときにどうなるのか?」も想像するのが大事だと身にしみました.
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