見出し画像

自分をせめるのはなんでなの? 〜無(最高の状態)〜

「ここ,違うよね.前にも言ったと思うんだけど,,,」

先生や上司の方にこのように注意されたことがある人はいませんでしょうか?

僕はあります.

そして「なんでまたミスしてしまったんだろう?また同じところで失敗するなんて,自分はダメなやつだ.」と,自分を攻めていました.

自分を攻めてしまった原因がわかったので,シェアしたいと思います.

今回の参考文献も「無(最高の状態)」です.

注意されて自分を攻めてしまう人に少しでも役立てばと思います.

前回までの記事で,私たちは脳内で生まれた物語に従って行動しているってことを書きました.

その物語が悩みの解決に役立つなら問題ないですが,むしろ悪化させることもあります.

その悪化させる物語を本書では「悪法」といっています.

悪法は物語の一部なので,学校での失敗体験や他人からの何気ない言葉など,私たちの経験をもとに作られています.

つまり,悪法を理解するには,過去の経験を振り返り,自分の悪法が生まれた原因について明らかにする必要がありそうです.

本書では,悪法スコアというテクニックが挙げられています.

このテクニックは,18の悪法リストから自分の行動や心理に当てはまるかどうかを採点し,その悪法が発動した体験を書くというものです.

18の悪法について詳しく知りたい方は,本書を読んでみてください.

僕は悪法スコアを通して,「私は劣っている」という感覚をもたらす欠陥が強いことに気づきました.

この欠陥が生まれた1つに高専時のことがあります.

僕は兄の影響もあって,高専の機械工学科に進学しました.

機械工学科では,工場の機械を使うという実習があるのですが,僕は最初,旋盤の授業でした.

講師の先生がお手本を見せてから一人ひとり作業をする,という形式でした.

講師の先生の説明が終わり,作業にとりかかるとき,全然うまくいかなかったんです.

というか,講師の先生が言っている作業工程を僕一人だけが再現することができなかったんです.

「あれ?このあとどうするんだっけ?」
「なんで?こんなはずじゃないのに?」

とにかくパニック状態です.

その授業は講師の先生につきっきりで教えてもらってなんとかなったんですが,自分の中に,
「自分は機械に向いていない.自分はだめなやつなんだ.」という感情が刷り込まれていました.

そして,「周りの人にもだめなやつだと思われた.恥ずかしい.」という感情も生まれました.

それ以来ミスをすることを極端におそれて,「自分は人より劣っているんだから,なんとかとりかえさないと.」と必死に頑張りました.

まあ,実習の授業ではうまくいかないことが多かったんですが笑

そのたびに,「自分は向いていない.なんでだ?」と自分を攻めていました.

しかし,この悪法があったことで勉強をがんばれて,学業では上位をとることができました.

もう少し勉強してみたいと思って現在の大学に進んだのも,この悪法のおかげです.

私はこの悪法が自分を苦しめていると同時に,現在の活動にもつながっていたんです.

悪法を理解する作業は正直辛かったです.

過去の嫌な体験を思い出すことになりますからね.

なので,事前にメンタルを整えてからやることをおすすめします.

メンタルを整えることについては,こちらの記事を御覧ください.

しかし,悪法について理解することで,自分が苦しんでいた原因がわかって,少し気持ちが楽になりました.

今度はこの悪法を変えていく方法について調べていきたいです.

この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?