順調に時は流れる
さて、今のところ順調に昨日noteで示した予定をクリアしている。午前中に予定したものが片付いた。今は午後だけど、想定内の誤差と言ったところか。というのも、『六人の噓つきな大学生』を読了するにはそれぐらいの時間超過はあり得ると思った。夜はご飯を食べ終わったら『残月記』の3章を読み終える予定だ。小説も後2回更新する。1日に3回も更新するなんてご飯みたいだなと思いつつ、noteを書き終えてから2回目の更新の為書き進める。ちなみに私は今書いている小説の内容はストックしていない。Wordで書き終えたら全てその日のうちにアップしてしまう。その為、書かなかった日はアップができない。我ながら効率が悪いなと思いつつ、書き終えてから出勤の朝電車内で修正作業をするルーティンが出来上がっているので致し方ない。良く言えば出し惜しみはしないタイプ、悪く言えば非効率なタイプと言えるだろう。
まあそんなことはさておき。読み終わったばかりの『六人の噓つきな大学生』の感想を書いて見ようと思う。もうすでにTwitter、Instagramにはアップ済みなのだけど、どうやらnoteでも本に関する需要は高そう(♡の数を見る限り)なので書こうと思う。
浅倉 秋成さんが書かれた『教室が、ひとりになるまで』が気になっていたところに『六人の噓つきな大学生』が本屋大賞ノミネート作へと参入してきたので好きな文章か確認する為にちょうどいい機会だなと思って読み始めた。とても読みやすくて、好きな文章だなと思う。重すぎず軽すぎず、少し空気を含んでいるかの文章(もうこの辺はあくまで主観なので気にしなくていいと思う)。
あらすじでわかるように就活とミステリー要素が組み合わさっている。あらすじをあまり見ることなく読み始めたので、初めは就活の感じが「懐かしい」と思った。就活生だからこその空気感。グループディスカッションでチームを作り皆で頑張って内定を勝ち取ろうという気概。勢いがあったし、明るかった。でもグループディスカッションの趣旨が「六人の中から一人の内定者を決める」というものに変わった瞬間誰もがライバルになった。この時の切り替わりが早い。空気が分断されて、グループディスカッション当日はぎすぎすしたものだった。そこで発見された封筒。六人の大学生の月の裏側が見える。この封筒を持ち込んだ犯人は誰なのか。議論が進んでいく中で、ある犯人が浮かび上がってくる。正直色々推理していたのだけど、犯人は当たらなかったし見事に引っ掻き回された(それはいつものこと)。だけど、この物語の最大の特徴は善と悪だ。白と黒の見せ方がとても上手い。上手い切り返しをしているからこその終盤だと思う。ミステリーランキングで話題になっているからそちらのイメージが強い人がいると思うけど、真の魅力はそこではないのかと個人的には思っている。
また面白い本に出会ったなと思いつつ、やっぱり『教室が、ひとりになるまで』読もうかなと思う。なんせ文庫が出ているからね。気になる方はぜひチェックしてみてください。ではまた明日。