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人と比べて落ち込みがちな人へ

人と比べてもしょうがないですよね。

ただ頭では分かっていても、どうしても比べてしまう人が多いのも事実。

これに対する助言としては

できないことではなくできること
持っていないものではなく持っているもの

と意識をポジティブな方向に向けようね、とか

水平比較ではなく垂直比較をしよう
他人と比べるのではなく、過去の自分と比べよう

と比べる対象を変えましょうね、とか

いろいろとあって、本当にその通りだと思うけど、分かってても人と比べてしまう人にとっては役に立たないアドバイスでしかない。

いつも通り、正解はないし、人と比べることでモチベーションが上がる人もいるし、比べたくないなら比べなければいいだけなのですが、この状態に陥る人の意識を変えることは難しいので、仕組みで解決する方法を考えていきたいと思います。文章がくどいな。

価値を実感できる仕組みを整える

ある人が他人と比べて自分の価値が低いと思ってしまう原因を考えてみると

本当に価値がない

というパターンと

価値はあるけど気づいていない

というパターンがあります。

前者の「本当に価値がない」の場合、いや自分には価値があるんだ!と勘違いするのも怖いので、納得できていないなら、努力の総量を増やすべきです。そんな特別なことではなくていいけど、他の人と同じことしかしていなかったら当然、差は縮まりません。

例えば、同期が週に3冊の本を読んでいるなら4冊、4冊読んでいるなら5冊とその人以上にインプットを増やさないことには知識量の差は縮まらないどころか開く一方です。その人が会議で積極的に発言しているのであれば、自分もその人以上に積極的に発言するようにするべきなんです。

もちろん、会議で意味のある発言をするためには前提となる知識が必要なので、足りないとしたらインプットをさらに増やすだけです。

そうすれば、仮に現時点で、能力的に劣っていても未来に向かって差が縮まり、そもそも元から人と人なんてほとんど変わらないし、大した差なんてないので必ず近い将来、差がなくなり逆転します。筋肉と同じくらい努力は裏切らないです。

なので、問題は後者の「価値はあるけど気づいていないケース」。

成長実感についても同じですが、「自分なんて」と思う人の多くは、自分の成長に気づき、価値を実感するための行動がないです。

例えば、小学生のとき、毎年、身体測定があったと思います。それを「成長のあゆみ」みたいなものに記録しているから「あ、去年よりも〇cm伸びた!」と成長を実感できました。

大人になってからの健康診断の数値もそうですね。去年より体重が増えた、去年より数値が悪化したなど、数字を「記録」することで比較しやすい状況を作るべきです。人はそもそも相対的な位置付けからしか価値を測ることはできないものなので。

めんどくさいので価値の向上も含めて「成長」と表現しますが、成長とはある一定期間における変化のうち、その変化がプラスに評価できるものの総量を指します。

であるのであれば、始まりの状態を記録しておくのは必要不可欠です。

分かりやすく数値で表現できるものは数値でいいですが、仮に定量化が難しいものだとしても、文章などで記録を残せばいいです。悩みをノートに書きなぐるでも日記をつけるでもなんでも。

一年か二年か経った後に見返してみれば。「当時の自分は全然だったな」と思えるはずですし、仮に「当時の自分すげー」と思ったらそこから必死に取り返せばいいです。

ちなみに仮に「記録」をしてなかったとしても自分がしてきたこと、積み上げてきたことを記憶から掘り起こして、書きだしてみるといいです。

参考資料は漫画版「ドラゴン桜」のこのシーンです。

あと言いたいことが、いきなり100点を目指さないことです。

10点しか取れていないとして、いきなり90点足そうとするのはさすがに無謀、1点ずつ90回足していった結果、100点になればいいんです。

ま、そもそも100点じゃなくてもいいという考えもありますが。

焦るな、今、すべきことに集中し、確実に進め、ですね。

以上、ご確認ください。

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