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良い意味で「どこも同じ」

転勤族なので、色々な地域を転々とします。
初めての引越しの時は緊張と不安で、泣く泣く熊本を離れました。

引越しから半年くらいは、観光気分であちらこちら遊びに行きますが、そんなに遊んでばかりもいられないので、当然「日常」がやってきます。

土地勘がないのでGoogleマップ片手にスーパー、病院、本屋さん、モール…と色んな所へ足を伸ばして少しずつ範囲を広げました。

少し落ち着いてきたかなと思うころに、ちらほらお友達が出来たりして、慣れた頃に次の辞令が出るわけですが(笑)

2回目の引越し以降は少し免疫がつくのか、色んなことのペースが上がって、割と早い段階でお友達が出来たりして、お友達に地元の穴場を教えてもらうのも本当に楽しかった思い出です。

こんな生活をしていると、「どこが一番良かった?」ってよく聞かれます。

私もたくさんの思い出を引っ張り出して比較してみるんですが、「どこも同じ」なんです…

どこも「良かった」んです!

もちろん、食べ物や観光名所、方言や季節感など各地固有のものもありますが、
結局どこに行っても「自分は自分」だし、日常の生活ってどこに居ても同じ営みなんですよね。

各地を敢えて分けるとすれば、A県には〇〇ちゃんと〇〇ちゃんがいて、B県には〇〇ちゃんと〇〇ちゃんがいて、C県には〇〇ちゃんと〇〇ちゃんがいて、って結局「人」なんですよね。

転勤族の周りには不思議と転勤族がいます。
各地で出来たお友達は、もちろんそこが地元の方もいますが、既に他県へ引越してる子もいて、お友達が全国各地に散らばっています(笑)

住んでいた県に遊びに行く事もあります。
飛行機で行く場所もあれば、新幹線、車で行くこともありますが、その県に行くというよりも〇〇ちゃんに逢いに行く。というニュアンスの方が強いのが、「人」との関わりが何より「良かった」って証拠なのかなと思います。

どこにいても自分は自分だし、ご飯食べて、お風呂入って、寝る。は変わらないわけで、海を見たり雪で遊んだり、たくさんの初体験もあったけど、結局「人」がいたから、楽しかったし、忘れられない思い出になった。

世の中はすごいスピードで進化してたり、多様化してたり、変化し続けてるけど、良いものも悪いものも作ってるのは結局「人」なんですよね。

何かのコラムで「保険に入るより友達作れ」って書いてあって、妙に納得する所がありました。

助けるのも、蹴落とすのも「人」だから、見分けるのがまた難しいんですけど、みんな誰かの子なんだよねって思うと、少しマイルドに世の中見れるのかなって思います。

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