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海外就職しても仕事の不満はなくならない【海外で働くシリーズ】

日本の日系企業で仕事している時は当時の会社や業務内容や人間関係に不満があって、「日本だから」「日系企業だから」だと思い海外で働いたら改善するだろうと思いましたが、カナダのカレッジで働いている今も同じように不満が出てきます。

結局、日系/外資企業でも日本/海外でも雇われている限りどこに行っても仕事に不満は持ち続けるんだろうな〜と再実感している。そんなお話しです。

海外就職したお話はこちら👇

半年働いてみた海外就職の良い悪い

あっという間に今の職場で働き始めて半年が経ちました。これにて試用期間がやっと終わり、正規雇用の仲間入りです!
はじめの4ヶ月くらいは新しい業務は環境の慣れるのに必死だったのと、ハネムーン期にいたので良い面ばかり見えていましたが、最近はもう少し視野を広く今の職場を観察できるようになったので「あれ?」という不満や納得いかないことが見えてきました。

もちろん職場の環境と個々の性格によって仕事の感じ方は全く変わるので、今回は完全に私の主観でお話しします。もしかしたら他の人が私の立場だったら全然違う体験をしているかもしれません。

良いところ

  • 7.5時間労働

  • 定時ぴったりに退勤、残業なし

  • 勤怠のシステムがないので出退勤時間は自己申告

  • 休みが取りやすい

  • いろんな背景や目標を持った人たちが集まっているので刺激的でモチベーションが上がる

やっぱり海外で働くことの魅力は労働時間に縛られすぎないところだと思います。仕事で以外の楽しみを大事にしている人が多く、家族やプライベートを優先する場面がよく見られます。
例えば上司から通常の業務時間外に仕事を依頼された場合、みんな「家族との予定があるからできない」「先約があるから無理」と言ってハッキリと断っています。上司もそれ以上無理に強要することはありません。

また、ポジション採用なので自分がその分野のスペシャリストです。そのため、周りや上司からあれこれやってと指示されるのではなく、自分で考えて自分で決めて仕事を進められるのが業務の自由度をあげていると思います。
(自分で決められると言っても結局最終判断は上司なので上司を説得しきれずダメと言われたらそれまでですが💨)

難しいと思うところ

  • (良くも悪くも)結果主義なので結果が出なかったらクビ

  • 多国籍なので仕事に対する姿勢や価値観が違いすぎて意見が食い違う

  • みんな意見をハッキリ言うので自分も発言しないとみんながやりたくない業務が回ってくる

  • 意外とトップダウン

  • 上司の性格やマネジメントスタイルで仕事環境がかなり変わる

柔軟な部分は多いですが、それは求められる結果を出していることが前提。結果が悪かったら上からかなりプレッシャーをかけられるし、最悪の場合クビになってしまいます。
簡単に解雇されるから、上から振られるタスクは嫌でもこなさないといけないと感じたり、上司の人間性によって働きづらいと感じるかもしれません。

そしてカナダは移民や留学生が多く多国籍なので、英語が第二言語だし価値観が全く異なります。そのため意思疎通が難しい時はたくさんあるし、仕事の進め方や考え方に賛成できない場面も多いです。
だからこそハッキリと自分の意見を英語で言えるようにするのが本当に大事だと日々感じます。

日本で働いていた時はよかったなーと思うこと

日本だとそもそも文化的背景が似ているし、みっちりと社会人マナーを含めた研修があるので仕事に対する意識やマナーが統一されてる気がします。
もちろん個々や仕事によって差はありながらも基本的な意識が統一されていると働きやすいなと今だから感じます。
(統一化によって自由やユニークネスを抑圧しているというマイナスな点もありますが、今回は触れないでおきます。)

私個人的には日本の報連相文化って素晴らしいと改めて感じています。
現職では報連相がほぼないので、状況や背景が把握できず相手と私の認識のずれが生じてタイパや効率が悪いなーと思っています。
縦の連携も横の連携も整ってないので、上司が同じことを各メンバーに伝えないといけなかったり、人によって受け取る情報が異なって混乱を招いたり。。。
日本の前職では報連相の重要性を上司とメンバー全員が分かっていたので徹底した報連相をしていたこともあって、現職のコミュニケーション問題に少しストレスを感じている最近です😅

結局仕事の満足度を決めるのは上司や経営層

海外で働くからと言って全てが完璧なワケはなく、結局上司や経営層など仕事の方向性や自由度を決める人が全てだと思いました。

カナダの会社でも経営者や上司はカナダ人でない人がたくさんいるので、その人たちの文化的背景が経営方針やマネージメント方針に表れます。
私の現職は経営者も上司もアジア系移民で、年功序列やトップダウンの文化が強く、日本で働いていた時より上下関係が厳しくてものすごいカルチャーショックでした😅
日系企業のそういった文化が合わなくて海外就職したのにまさか今の方が苦しめられるとは、、、

最後に

日本企業より自由度が高かったり意見を言いやすい環境とはいえ、上の人たちがクビにできる力を持つpower dynamicがあるので海外企業の方がvulnerableなのでは?と思います。
でも私を含め日本人は安定を求める傾向があるのでクビになりたくない!と思って理不尽な仕事環境でも我慢しちゃうのかもしれません。
海外の人たちは次の仕事が決まってなくても、クビになるリスクを取ってまで、理不尽なことはハッキリ言って自分の意見を主張しています。
仕事や収入の安定より自分のニーズを伝える。理解してもらえなかったらこの職場は自分に向いていない思って次の行動をとるというのが大切なんだろうと思います。

私は最近半年の試用期間の評価面談があり、海外企業のシビアな現実を体験しています🤯
まだクビにはなっていないものの、次の3ヶ月で成果を出せなかったらクビと言われたも同然でした。。!
評価制度そのものや上司の評価の仕方に納得できないことは多いですが、これも海外就職の経験の一つとして前向きに考えてみようと思います。

それに、私は今の仕事のその先に大学院という目標があるので、来年大学院に入れるように余計頑張ろうとやる気がでました!

3ヶ月後どうなるか、、その時にまたブログを書こうと思います。

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