AIの発展に伴う「論文を書く意味の変化」に関する小考察
論文を書く意味は、
「人間に読んでもらって人間に科学を発展させてもらうため」ではなく、
「AIに読んでもらってAIに科学を発展させてもらうため」になりそう。
よって、論文の形式も、人間が理解するための「背景・手法・結果・考察・結論」ではなく、
AIが理解しやすい形のインプットになる。
現在人間が所有している意味の表現形式の中で、AIにインプットするために十分多次元なのは自然言語しかない。
しかし、AIが言語以外の表現形式を獲得し、それを用いてやりとりし始める可能性は高い。
結局、AI同士がAIのみに伝わる表現形式で入出力しあい、科学的成果を出力し、人間はそれを享受するようになる。シンギュラリティである。
科学者は、AIが出力した仮説と検証手順に従って、自動化できない細かい作業を実施して仮説検証する実務者となる。
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