
我が身を振り返ってしまう事例が沢山!行動経済学を知り、人生のロスを減らそう。【二十歳の自分に勧める本】
皆さま、こんにちは。
【書くンジャーズ】水曜担当のAKIです。
今週のテーマは【二十歳の自分に勧める本】
二十歳の頃、自分はどんな本を読んでいたかなぁと振り返ると、小説と漫画がメインでサブカルとエッセイを少々という感じだったでしょうか。
何度も読み返して、かなり年季がはいってしまっていますが、写真のようなバリバリのSFやファンタジー池波正太郎なんかの時代ものをよく読んでいました。
ビジネス書はフリーランスになってから読むようになった感じです。
そんな私が、早いうちに読んでおけばよかったと思っているジャンルは
・お金(経済)
・法律
・心理学
これらを知っているのと知らないのでは、生きることの効率性が違ってきます。(知らずにふわっと過ごして幸せに終われるならそれが一番なのでしょうが…。)
そこで今、オススメしたいのが、経済学と心理学がミックスされた「行動経済学」の本
予想どおりに不合理―行動経済学が明かす「あなたがそれを選ぶわけ」(ダン・アリエリー著)
です。
これまでの経済学の対象は大きく抽象的な経済の活動でしたが、行動経済学は個人といった、より小さいグループに注目したもの。
個人の力が強くなってきている今の時代にはピッタリの学問だと私は思います。
・なぜ人は、三太郎の日にドーナツ2個相当(280円)のために一時間もの行列を作るのか。
・なぜ人は、ネットオークションで想定していた金額より高くなっても入札をしてしまうのか。
・なぜ私は、今日UPしないといけないnoteの記事を今書いているのか。
「予想どおりに不合理」はそんな疑問が解ける一冊です。
著者のダン・アリエリー氏は心理学と行動経済学の教授で、TEDのスピーチにも出演しています。
「予想どおりに不合理」の中でも実際に実験をした過程や結果が書かれており、説得力のある内容になっています。
新成人の方には
7章:先延ばしの問題と自制心
9章:扉をあけておく
の2章をぜひ読んでいただきたい!
目先の誘惑に弱いのはなぜか。
長期的に見ると良いことだと分かっていても実行できないのはなぜか。
より多くの可能性を残そうとして、実は無駄なことをしてないか。
大差のないことを選択するのに時間をかけてすぎていないか。
「脳が実は不合理な判断を下す」ということを知っているだけで、今自分がとろうしている行動は脳からの巧妙な罠ではないかと疑うチャンスを得られます。そして脳が不合理な判断を下す理由を理解していれば、不合理な行動を回避するための対策を考えることもできます。
ダン・アリエリー氏によると不合理な行動には規則性があるとのこと。
若いうちからこの規則性を予測することに慣れていけば、人生のロスはどれだけ減ることだろう!!
そしてこの本はビジネスパーソンにもオススメです。
特に営業やマーケティング部門の方には参考になると思います。
1章:相対性の真相
2章:需要と供給の誤謬
3章:ゼロコストのコスト
この3章は必読です。
余力があれば、
10章:予測の効果
11章:価格の力
もぜひ読んでください。
脳の不合理さが人の経済活動にどのように影響を与えているのかを知ることで、不合理の規則を推測することができるようになります。
不合理に従い多くの人が誘導されてしまうコンテンツを作れることは、あなたのビジネスを有利にすることでしょう。
「予想どおりに不合理」
ぜひ本屋でみかけたら手にとってみてください!
先週のマガジン【私が残したいもの】
書くンジャーズリーダーのタカハシケンジさんは毎週先週のマガジンについて振り返りを書いてくださっているのですが、今週は下記のような記載でした。
皆のを読ませてもらったのですが、どれもちょっと涙ぐみそうになる、そんなテーマだったのではと思います。
はたして、私のマガジン記事で涙ぐんだ人はいるのだろうか?
そんな疑問を持ってしまう私の先週のマガジン【私が残したいもの】はこちら。まだ読んでいない人はぜひ読んでください!
そして個人ブログでマガジンに投稿した記事の振り返り記事を書いています。合わせて読むと多分面白いので読んでください!