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再現性のある学習に必要な"ソレ"

「教訓を得るようにしなさい」
「教訓? なんで?」
「いつまでも同じ場所を回らないようにするため」
「回るの好きだよ? ダメ?」
「ダメじゃないけど……」

(ある師匠と弟子の日常)

こんばんは、LearnTernのAkiです。

今日はLearnTernの方、更新しました。

学習をプロジェクトだと思えば、プロジェクトマネジメントの考え方が使えるよ、というお話です。学習がグダグダになってしまう人は読んでください。

記事中でも触れましたが、プロジェクトには「終結」フェーズがあります。プロジェクトを公式に終了させたり、教訓を得るフェーズですね。

今日のnoteでは「教訓を得る」についてもう少し考えたいと思います。

「教訓を得る」のは何のため?

教訓という言葉の定義はどうでもいいです。具体例は「考えのない学びは、無駄である。学ばずに考えてばかりいては、危険である」とかです。孔子です。

高校で漢文をやったことがあれば出会ったことも多いと思います。
エピソードがあって最後に教訓がある。

教訓というのは「得た学びをその場限りのものにしないようにまとめたもの」みたいな感じです。たぶん。

つまり教訓を得るのは「再現性」を高めるためです。

再現性がなければ毎回、最初から。成長はありません。

とはいっても教訓とかまとめなくても、微妙に再現性はあって、皆どこかしら成長していくものです。別にそれでも良いと思います。

ただその場合、成長率にはやっぱり限界があって、第一線で活躍したかったり、新しい領域で活躍して行きたかったりする人は「高い再現性」を手に入れておかないとダメです。

だから「教訓を得る」必要があるのです。

「教訓を得る」とメタ認知

このnoteのタイトルは「再現性のある学習に必要なソレ」です。

僕はLearnTernで「学習」をテーマにやっているので、学習活動における「終結」フェーズに焦点を当てて書きます。でも他の文脈にも余裕で当てはまるので、あんまり気にしないでください。

で、必要な「ソレ」です。

「メタ認知」です。僕が大好きなやつですね。

(↑ 1万字超えの力作。たぶん日本のWEB上でメタ認知の基礎を学ぶなら一番)

「終結」フェーズは学習が行われたあとに行われるので「オフラインメタ認知」に相当します。過去の認知活動に対するメタ認知です。

メタ認知能力を上げておくことで、教訓を得るレベルも上がります。

-何が学習を促進したのか? 邪魔したのか?
-記憶の強度はどの程度だったか? その原因は何か?
-理解のスピードと精度はどの程度だったか? その原因は何か?

振り返ってみましょう。考えてみましょう。
ここまでやって、再現性を高めることができるのです。

メタ認知能力を上げるには?

メタ認知能力を上げれば教訓を得るレベルも上がる。

そう言われても「どうやったらメタ認知能力上がんねん?」となるかもしれないので、ちょろっと説明します(記事読んでくれたら嬉しい)。

メタ認知能力は「メタ認知的活動」「メタ認知的知識」で出来ています。

活動の方はモニタリングとコントロールですね。
どのような認知活動をしているかモニタリングで情報を得て、メタ認知的知識に照らし合わせてから、コントロールで認知活動を修正します(教訓を得る)。

活動はひたすらトレーニングで伸ばします。マジで。

日記とかいいですね。一日の思考を振り返ってみましょう。

メタ認知的知識も、活動の途中に顔を出しました。
モニタリング、コントロールのレベルがいくら上がっても、途中で照合するメタ認知的知識が乏しいと出力半減です。

メタ認知的知識は、認知活動に関する知識

-どうすれば学習がうまくいくのか。
-記憶を促進するにはどうすればいいか、理解とはどのような現象なのか。-この課題はどのような課題なのか。
-自分の認知傾向はどのようなものなのか。

この知識を増やしていきましょう。

おすすめする手段は2つ。

① 『メタ認知で<学ぶ力>を高める』を買って読む

② LearnTernの記事を読む(+Twitterをフォローする)

どちらでもOKですが、個人的にはを推しています。

今日は「教訓」とメタ認知のお話をしました。

ではまた。

ーーAKIーー
ーメタ認知の伝道者ー


学習のアーティストを目指してます。学習ノウハウの体系化・学習体験のコンテンツ化を通して、学習者のレベルアップを手伝います。現状、お金よりも応援がほしい。