神旦那の作り方

「どうやって教育したの?!」

うちにはよく人が集まります。
お客様は知り合いや友人の女性たちです。
年代は30代から60代。
みなさん、初めてうちに来ると「えー?!」と
驚くことがあるんです。

それは
那さんがエプロンをしてニコニコしながらお茶を出してくれること

そして
「どうやって教育したの?」
「どうやってやらせてるの?」
と言われます。

「教育もしてないし、無理やりやらせてもいないですよ。」と
答えると

「じゃあ昔からマメな人なんですね。」と
返ってくるんです。

実家では家事を一切やったことがないし
私と結婚してからは仕事上、家にほぼいなかったので
と話すと、さらに驚かれます。

みなさん、口を揃えて
「うちの旦那は絶対に無理。」
と言うんです。


家事育児は女性がすべき、が当たり前だと思ってた

今の旦那さんと結婚して
下の子が産まれ、家事育児でいっぱいいっぱいだった時期がありました。

友人や母からは
「旦那さんにもやらせたほうがいいよ。」と
よく言われていまいた。

前の結婚の時に、家事育児はほとんど一人でやっていました。
「女性がやるのが当たり前」
そう思っていたからです。
昭和世代ならあるあるじゃないでしょうか?
結婚したら、お母さんになったら
家事育児を一人でするのが当たり前。
私はそんなふうに思っていました。


けれど、元々要領が良くなくて
時間はかかるし、うまくいかないしで
しょっちゅうイライラして爆発していました。

そして喧嘩。
「やりたくないなら、やらなきゃいいじゃん!」
そう怒鳴られていました。

一人で抱え込むことがうまくいかない原因のひとつだったんです。

「また同じ過ちを繰り返したくない」
「でもやらせる、のはイヤ。自らやってほしい」


自分の気持をそのまま伝える

そうは言っても、やったことのない人に
察してやってくれと言うのは無理があります。

「家事をやるのは当たり前でしょ?洗い物やってよね。」なんて
強気で言ったら、相手は気分が悪いんですよね。

「なんで俺がやらなきゃいけないんだよ!」と
反発されてしまったりします。

だから
「◯◯してほしい」
やってほしいことを、そのまま言葉にすることにしました。

例えば
「朝、ゴミ出ししてほしい。」
「食器を洗ったら、排水口のゴミも捨ててほしい」
など、小さなことでしたが

最初は「断られるかも」「不機嫌になるかも」と
思って言うのに勇気が入りました。

断られても、自分の気持ちを言えたらOK!
やってくれたらラッキー!ぐらいで期待をしない。

そういうことを少しずつ積み重ねていった結果。
今では
ゴミ出しは率先して(もちろんゴミの回収も)
排水口用のネットや洗剤の在庫まで把握していてくれます。

洗濯物を干したり、子供の靴を洗ったり
庭の草抜きをしたり、お弁当を作ってくれたり…
たくさんの家事を自ら気づいてやってくれるようになりました。

もちろん全ての家事を旦那さんがやっているわけではなく
手分けして、出来る人が出来る時にやっているという感じです。


男の人はできない、うちの旦那には無理と決めつけない

「一人でやるから手出し口出ししないで」と思うなら
そのままでいいんですが

「協力してほしい」
「忙しい時や体調が悪い時は代わりにやってほしい」
そんなふうに思うなら
自分の考えや行動を少し変えてみる必要があるんです。

本来、男性は女性に優しい生き物なんです。
息子さんをお持ちの女性は
「男の子ってお母さんに優しい」って感じたことがあると思います。

奥さんの笑顔が旦那さんの幸せなんです。
そして
男性ってスペック高いんです。
料理も掃除も男性の方が効率的にこなしてしまうんです。
もちろん人によって度合いはことなりますし
最初から出来るわけではないんですが。


このことを知ってから
男性への認識が変わり、希望がもてました。

自分だけが頑張ってイライラしなくていい。
もっと大切にされてもいい。


前の結婚生活のときには出来なかったけど
素直になることも、感謝を伝えることも
少しずつできるようになったんです。

神旦那を作るのは自分のため。
自分の幸せのため。
その幸せが旦那さんや子供たちの幸せになる。


ここまで読んで頂きありがとうございました。






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