新型コロナウイルスからお店を守る! 飲食企業応援セミナー~売上補填編~【セミナーレポート】
こんにちは、インフォマートの佐藤です。4月23日に開催された、株式会社favyと弊社の共催セミナーのレポートをお届けいたします。コロナウイルスで大きな影響を受けている飲食店へ、売上確保のツールとして「飲食店応援チケット」をご紹介いただきました。
◆セミナータイトル
新型コロナウイルスからお店を守る!
飲食企業応援セミナー~売上補填編~
◆登壇者
株式会社favy 執行役員 COO 山口順也様
株式会社インフォマート ソリューションパートナー開発室 主任 中島美河
【飲食店応援チケットの活用で収益確保を】
favy社では、『飲食店が簡単につぶれない世界』を目指し、飲食店の認知拡大やマーケティング支援を行っています。焼肉店とコーヒースタンドも直営で運営されており、店舗ではマーケティングを検証のため実践されています。
「飲食店応援チケット」とは?
ファンや常連がお店で使えるチケットを購入して、後日使えるチケットのことです。流れは以下です。
①飲食店がfavy社へチケット購入サイトの作成を依頼
②お店のファンや常連がサイトでチケットを購入
③favy社からチケット代をお店にお支払い
④後日来店した際、チケット購入者は購入額分値引きが受けられる
即座に収益を確保できる点が好評で、サービススタートから1ヶ月ほどで500もの店舗が登録、100万円分のチケットを売り上げた実績もあるそう。
また、通常であれば売上の数%が手数料としてかかるところ、6月末までは完全無料でご利用いただくことが可能です。詳細はfavy社のHPをチェックしてみて下さい。
【成功する店、失敗する店】
傾向値として成功するお店、失敗するお店の特徴を教えていただきました。
成功しているお店は、定期的な情報発信、個別の連絡、店頭や看板での周知 等を実施しているそうです。山口様も仰っていましたが、自分のよく行く好きなお店は、何かのついでにお店の様子を見てみたりしますよね。自粛していても、お店の前を通る人はいます。忘れがちですが店頭での周知は効果があるというのが印象的でした。
失敗するお店は、何もせずとも売れる魔法のようなチケットだと思っている方が多いそうです。SNSを使った情報発信でも、1度発信してみて反応が薄かったら諦めてしまう。そういう時は、時間を変えたり内容を変えたりして継続して発信していくことが非常に重要であると、強くメッセージとして出されていました。
【まとめとおまけ】
山口様のお話をまとめると・・・
①飲食店応援チケットは、全国の飲食店が使える無料の仕組みです
②チケットを売るためには情報発信が超重要
③お店のファン・常連は、お店のことを応援したいと必ず思っています
おまけとして、サービス開始に至った経緯と、新サービスについてもご紹介いただきました。
大企業にはできないスピード感を持った形で『売り上げを作れる仕組み』を提供したいという想いがはじまりだったとのこと。IT企業でありながら、社員・スタッフのほぼ100%が飲食店経験者というfavy社ならではと感じました。
新サービス「飲食店応援チケット×サブスク」は、6ヶ月ごとの定期課金が行われるもので、10%お得に購入でき、お店としても売上予測やお客様のデータが今まで以上に分かるというメリットがあります。
いくらくらいのチケットで始めればいいのか等、相談にも乗っていただけるということですので、気になる方はまずはお問い合わせをしてみるのもいいかもしれません。
【現状把握編】
続いてはインフォマートパートです。BtoBプラットフォーム受発注を利用している約57,000店舗の会員企業様の中から、データを活用しコスト削減に成功した事例をご紹介します。最初に参考として、昨年と比較した弊社システム上での流通金額のデータをご覧いただきました。コロナの影響が如実に数字として表れていることが分かります。
そして、favy社のようなサービスで売上確保をする以外に、出ていくお金を削減していくことも必要であるとお話をしました。その中でも、固定費と食材費の削減方法についてフォーカスをあててご紹介しました。固定費として家賃を取り上げ、削減にあたってのポイントを挙げました。
【固定費(家賃)削減ノウハウ】
①不動産オーナーへのアポイント方法
「緊急でご相談したい事がある」とし、用件は直接的に伝えない
オーナー様も今は撤退の相談等で非常に忙しいため、用件を伝えることで後回しにされてしまう可能性があるためです。
②交渉展開パターンを想定した賃料削減ストーリーの構築
・単純な値下げ交渉ではなく、昨対〇%下がっているので、という根拠があると良い
・期間限定で提示するのも1つのやり方である
・上記難しい場合は、敷金や保証金の一部返還が出来た例もあるので、これでキャッシュを確保する方法もある
③スピード感をもった回答受領
2週間以内に回答をもらえるよう、覚書等の書面をもって交渉すると良い
上記について詳細は、弊社運営のポータルサイト「フーズチャネル」にも他記事と併せて記載をしていますので、ぜひご覧ください。
【食材費削減ノウハウ】
①一物複数価の見直し
インフォマートのツール「取引商品年表」で、一物複数価が無いかチェックできます。このデータをもとに、スケールメリットを活かした値交渉ができるため、都内でブライダルやレストランを展開する企業では、見直しをした結果原価率を4%カットできたという事例もありました。
②原価の削減(代替品もしくは値交渉)
メニュー出数からではなく、食材仕入れ金額から対策を打つことがポイントとお伝えしました。原価占有率が高いものを代替品にすることで大きく改善させることが可能です。
【まとめ】
①favy社のような売上UPツールを活用しましょう
他にも様々な応援ツールがありますが、今回ご紹介したfavy社のチケット
は、売上確保に加えて未来のお客様も作れるという強みがあります。
②早めの資金調達を行いましょう
最低でも6ヶ月分のキャッシュは手元にあるように、とよく言われます。
活用できる制度はどんどん活用していきましょう。
③今だからこそコスト削減を行いましょう
分析することで根拠を伴った交渉が可能になります。
弊社では、様々な企業様と情報交換をしております。
皆様のお悩みに沿ったツールをご案内させていただければと思っておりますので、お気軽にご相談ください。
最後に・・・
外食応援サイトも開設いたしました。弊社と共に、飲食企業様・ホテル企業様のためにお手伝いをしたいと声を上げていただいた企業様をご紹介しております。ぜひご覧ください。
Webセミナーもまだまだやります!聞いて損はない内容ばかりです。席に限りがありますのでお早めにどうぞ!
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?