前向きな気持ちは、放っておくと腐ってしまう
今年の4月に引っ越して、大阪のある新築アパートの1部屋に住んでいます。
長く住むつもりはなかったので、「家具は最小限に。生活はシンプルに」をテーマに、特に思い入れもなかったけれど、手に入りやすかった家具たちをお供にして。
そこから少しずつ、手に入れたかった小物たちが少しずつ増えました。
(コーヒー好きなんですよね。休みの日は毎日これを使って美味しいコーヒーを飲んでいます。自粛期間に大活躍です)
しかし、家具は実家の両親や他の方からいただけたことで、ほとんど買っていません。その影響か、統一感がなく、ただ家具が置いてある部屋になってしまいました。
「なんか、雰囲気がなあ…」
この気持ちは引越し当初からあったものの、「まあ、いっか」と軽く流して多少の違和感とともに生活を続けていました。
もうちょっとお部屋を良い感じにしたいけれど、どうしていいかわからず手が付けられない。インスタでお洒落なお部屋を検索してみては、感心して終わる。
その繰り返しを数ヶ月ぐらい続けていました。
こういう生活って、メンタルにとても悪影響を与えるんですね。
本当は「部屋をよくしたい」と思っているのに、それに手を出さない。だから「やりたいのにやっていない」という不満感が知らず知らず大きくなって、悪い影響を及ぼしてしまうのです。
冷蔵庫の中に置き続けた野菜が腐っていって、悪臭を放ち出すように。
実際にここ数ヶ月、休みの日がなんとなく億劫になり、体調が良くないことが多くなっていました。休みになるとなんとなく頭やお腹が痛かったり、吐き気がしたり。そして休みが終わる頃には元どおり。
ですが、先日家具のレイアウトを大きく変えたことで、日々の気持ちが少し変わったように感じます。
とにかく部屋の感じを変えたい気持ちが朝から抑えられない日があって、数時間使って気が済むまで家具の移動をしました。
食事と仕事兼用の机をあっちこっちに置いてみたり、本棚にある50冊ほどの本をすべて抜いてから移動させて、本をすべて入れ直して眺めてみたり。1人でできる範囲で行ってみて、ある程度の納得するまでやり続けました。
それだけで気持ちがすっきりして、それ以降の休みでは変な体調の悪さを感じることがなくなりました。
心もトイレに行くのと同じように、思ったことを実現させてあげないと身体によくないのでしょう。
「したいことなんてすぐできることじゃない」と思われることもあるかもしれませんが、たとえ思いのサイズが違っていても、「こうしたい」という方向性だけ合わせてあげるだけでも良い気がします。
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