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腸内環境と亜健康

先日、セリスタ株式会社主催のウェビナーで、内藤裕二先生(京都府立医科大学大学院教授)の『腸内環境から考えるWell-being戦略』という講演を聞きました。

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その講演でお聞きした内容と亜健康の関係について考えてみました。以下まとめたポイントの内容です。

① すべての病気は腸から始まる

腸という臓器のすごさは、「ヒトの臓器で最大の免疫組織、最大の内分泌組織、最大の微小血管系を有する、最大の末梢神経を有する」ことです。

そしてヒトの生理状態 (健康と病気) と密接に関 係する、ヒトの免疫、 代謝、 脳機能を制御することができるなど、様々な機能があります。

② 消化管の健康は、全身の健康

消化管は、全身の司令塔脂肪肝 脂肪肝炎、脳神経疾患・老化 、動脈硬化、心疾患、肥満 内臓脂肪、糖尿病、骨格筋疾患・フレイル、皮膚アレルギー疾患との関連があります。

それだけ、消化管の健康が、体全身の健康とかかわりがあるということです。

③ 健康寿命と細菌叢と密接な関係がある

腸年齢というものがあり、腸の健康さ(細菌叢、腸内フローラ)が健康寿命と密接的に関係していることがわかっています。

④ 腸内環境から考えるWell-being戦略

今は、自分のおなかを知りおなかをつくる時代です。高発酵性食物繊維 により腸内環境を維持することが大切。

腸内環境と亜健康

腸内環境を整えることは脱・亜健康にもつながります。

「何となく腸の調子が悪いな」と感じたら、腸の亜健康症状が現れてくるかもしれません。腸の不調で感じやすいものといえば、腹部膨満感、吐き気や胃痛、食欲不振、口臭、便秘、軟便、下痢などでしょう。

その原因としては、不摂生、お酒、大食い、刺激物の大量摂取、ストレスによる自律神経の乱れなどです。

では、脱・腸亜健康のためにはどうすればよいでしょうか。

食事の内容は非常に重要です。辛いもの冷たいもの、油っこいものなどの刺激物を控え、消化活動に負担をかけないものを食べるよう心がけましょう。食繊維豊富な野菜、果物を積極的に、納豆、ビフィズス菌ヨーグルトなども腸内フローラを良好な状態に維持してくれます。

また、ストレスは自律神経を乱し、胃腸の不調を引き起こします。睡眠、休憩、気分転換、自然環境がよいところに行きなどストレスを発散しましょう。

他にも、腸の蠕動運動を促進するには、適度な運動が有効です。毎日目標を決めて歩く習慣をつけましょう。また、水分摂取が少ない場合もあります。朝起きた時、毎食後、寝る前などコップ1杯の水か白湯を飲むといいでしょう。

それ以外にも、自分の腸の環境を知るため、下記の腸内菌の検査をお勧めします。

補足情報:日本人エンテロタイプ(腸内フローラのパターン)はA,B,C,D,E5型に分類されています。自分の腸内フローラタイプを把握することで、体にあった食事が分かります。

大阪府枚方市のふるさと納税30,000円で腸内フローラ検査ができます

自分の腸内環境を整えて、脱・亜健康な生活を送りたいですね。

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