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暁美家 譽
2020年5月9日 22:19
古墳にロマンを感じる人は多い。地上で現地に佇めば、その迫力と造形の優美さ、失われたデザイン手法、そして何より巨大な人力のみの土木事業であることに圧倒される。だが古墳の造営における最大の謎は、平面プランに込めたデザインの意味だ。それは特に前方後円墳における論争で、どうして鍵穴のような特異な意匠が生まれたのか、21世紀が四半世紀を迎えようという現在もなお、空想の域を出ない。さてこの平面が完