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定年退職したはずなのに、魅力的な仕事がやってきた。

 58歳を目前にして、派遣契約を打ち切られた。

 わー、これから、どうしよっかな? と考えた結果(それはもう、まばたきのような短期間の逡巡ではあったが。笑)

「これをもって、定年退職としよう!」

 という結論を出して、現在に至っている。

 そんな日々をこのnoteに綴り始めてから、まだ半月ほどなのであるが、いきなり転機を迎えてしまった。

新しい仕事が決まったのである。(爆笑)

 ま、決まったといっても、まだ初出勤も迎えていないのでなんとも言えないんだけど。さらに、週3勤務だし、9月末までの期間限定だし。

 ちなみに「週3勤務」というのは、私にとってはもっとも理想的な働き方。なんと言っても、生活必要経費が実にお安い女なのだ、私は。

 この「58歳・派遣契約打ち切られたシリーズ」を書き始めるきっかけとなった前職と同じ派遣会社からの紹介、という部分だけが、ちょっと引っかかってはいる。いや、前職は本当に働きやすくて居心地もいい職場だったので、その点はめちゃくちゃ感謝してるんだけどね。

 実は、件の派遣会社からの紹介で、先月に「1日だけ出勤して」バックれた職場があるのだ。こんな不義理、40年にわたる社会人経験の中で、初めての「やらかし」だよ。

 前職が本当に素敵だったので、何の疑いもなくホイホイ現場に行ってしまったのだけど、あらゆる意味で「意味不明」な職場だった。

・初出勤日、タイムカードが準備されていなかった
・初出勤日、ロッカーもなかった
・初出勤日、休憩時間などの説明も一切なし
・そもそも誰が社員で誰がパートさんなのかも一切不明
・仕事の指導は場当たり的
・そのくせ文句だけは言ってくる
・わからないところを教えてもらってたら、他のパートさんが教えてくれてるパートさんに「子守りも大変やのぉ〜」などと大声で言う
・契約の定時になってもチャイムも鳴らない
・というか掛け時計あるけど、持ち場からは見えない
・なので自分の腕時計で退出しようとしたら「まだ早いんじゃボケ!」と恫喝された

 ・・・1日でバックれても、いいよね?(苦笑)
 
 おそらく忙しすぎて、働いている方々がみんな、荒みきってるような印象。あと、これはあくまで企業方針なので、私がどうこういうことではないのだけど、本当に辛かったことがひとつ。

 輸入野菜を選別、梱包する仕事だったのだけど「え、それ、食べられるやん?」と思われるようなお野菜さんも、傷があったりすると出荷できないらしくて、それは「選別」の名のもとに、足元にある「ゴミ箱」みたいなところに投げ捨てなければならない。

 足下では轟音をたててベルトが流れていて、投げ捨てられたお野菜が、投げたときの衝撃もあるんだろな、ぐしゃぐしゃになって流れていく。

 食料自給率が著しく低い我が国日本が、わざわざ海外から大量にお野菜をわけていただいて、そして傷があるからってだけで投げ捨ててゆく・・・このシステムは、本当に耐えられないものだった。きれいごとだと笑われるのかもしれないけど、本当に本当に、イヤだったのだ。

 1日で辞めた職場だけど、こういった裏事情を目の当たりにすることによって「やっぱ、地産地消って大切よね!」「地元の農家さんを応援するようなお買い物をしよう!」と想いを新たにすることはできた。無駄ではなかったのかな、こんな経験も。

 などなど、ヘビーな寄り道もしたけれど(笑)今回決まった職場は、なんと社長さん自ら面接をしてくださった。そして私は一目見て、

「この社長さん、好きかも!」

 って思ったのだ。ハキハキしていて、仕事の説明もめちゃくちゃわかりやすくて、目がすごくきれいな方。

 仕事内容も、今回は詳述を避けるけど、今までの私の経験の中では「もっとも好き系(笑)」だし、勤務条件もすこぶるいい。

 定年退職してる場合じゃないな、って感じ?(笑)

 ま、実際働いてみなければなんとも言えないのだけど、今はこんな感じです。今週末から働き始めるけど・・・さて、どうなることやら?

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