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不食への抵抗感を払拭

 図書館の「新着図書コーナー」に置いてあった本を、まるで条件反射のような勢いで借りて来てしまった。

 榎木孝明さんの「30日間、食べることやめてみました」。
 ずいぶん前に話題になったよね。榎木さんが、一ヶ月何も食べずに過ごしたよってハナシ。

 当時の私には意味が全然わからなかったし、テレビ報道も「何かケッタイなことやっとる俳優がおる」みたいなスタンスだったと記憶している。

 でも、今の私は、出勤日はほぼ一日一食だし、休日も極力少食になるように気をつけている。
 いや、気をつけている、というよりは、身体が欲しなくなって来たなぁ、と。

 食べ過ぎると、身体だけではなく、精神的にすごく重くなるのだ。食べないほうが、なんとなく調子がいい。

 榎木さんの「30日間、食べることやめてみました」は、いわゆる「断食」ではない。「不食」である。

 断食が「本当は食べるべきところ、一定期間食べない」ことであるならば、不食は「食べても食べなくてもいいので、食べない方を選ぶ」ということなのだと私は認識している。

 榎木さんはスピリチュアルにも造詣が深い方なので、本書の中でも非常に興味深い表現をされている。

 食べなければ死んでしまうという固定観念から自由になって、食欲というスイッチをオフにすれば、おなかはすきません。思うことは(イメージすることは)かなうのです。
 そして、これをさらに進めて、自分の意志・思考が自分に、そして、自分を取り巻く環境に反映するとしたら、おもしろい世界が始まると思います。
 つまり、「意識が変われば現実が変わる」世界です。

 不食とは、いわば意識を拡大するための一つの方便です。
 (中略)
 不食とは、現在共有されている知識を疑い、新しい覚醒を促そうとする行為なのです。

(以上、「30日間、食べることやめてみました」より引用)

 この引用部分だけ読むと、何やら壮大な話に腰がひけてくるのだが、個人的には

「確かに、食べないほうがラクやんね。」

 と思っているので、次の休日に合わせて食材ストックを調整できたら、2日くらいの不食にチャレンジするつもりだ。
 いや、まずは1日から・・・かな?(笑)

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