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楽しむよりも、面白がれ!

 前回のカットからまだ2ヶ月弱しか経過していないのに、思い立って美容室へ赴いてしまった。

 いつもなら、2ヶ月半〜3ヶ月くらいは間をあけるし、ヘアスタイルもまだまだ完璧な形をキープしていた。なにせ美容師先生も、シャンプーのときに「まだ全然キレイやんか。」とおっしゃっていた。この先生のカットは、上手すぎて長持ちするので有名なのだ。ちょっと申し訳ない気分になる。

 だけど、ここ数日の気温急上昇に、私のイラチ(笑)はあっさりとピークに達した。暑いんじゃ。暑いもんは、暑いんじゃぁぁぁ!

 開店1時間ほど前に到着したら、先客が「たったの」2名だった。ちなみに、開店前でも客が勝手にシャッター開けてお店の中に入れるという、劇的にゆるいシステムとなっております(笑)。

 この美容室、タイミングによっては、同じような時刻に訪れても、すでに10名以上のお客様がひしめき合っていることもある。タイミング、というのは、お天気もあるかもしれないし、なにげにスピリチュアルにも造詣の深い先生なので、お客様もそっち系(笑)の方が多くて、たとえば前回、満月の日に訪れたらもう、とんでもないことになっていた。

 ああ、今日は、前回よりは早く帰宅できそうだわ、と安堵。それでも、終わったの13時回ってたけどね。美容室滞在時間、4時間半。それでも「いつもよりは、ラクだった」と思える、違う意味でも奇跡の美容室(笑)。

 そんな待ち時間を楽しみに変えてくれるのが、美容師先生の、ためになったり、どうでも良かったりする(笑)軽妙なのにめちゃくちゃ有意義でありがたいトーク。

 今回、タイトルにしたのも、先生のお言葉。いわく、

「仕事が楽しい、だけやったら、なんかイヤなことあったとき、不満が出るやろ。楽しむんやのうて、面白がったらええねん。なにがあっても、面白がれたら、最強や!」

 ・・・深くないですか? なるほどなーと、しみじみ。

 そして実は、お客様同士の会話が盛り上がっている中で、シャンプーをしてもらっていたときに、先生の「ささやき女将」ならぬ「ささやき美容師」が発動!

「自営で何かできること、考えてみい。週3日の雇われ仕事だけやったら、脳が守りに入ってまう。(先生には、私が現在、週3勤務であることを話しています。)
 なんでもええねん、なんかやってみよう! と思ったら、脳が広がって、できることを探し始めるし、絶対にできるから! 大丈夫や! やってみい!」

 ・・・実は、3年くらい前にも、自営でやってけ! ってアドバイスを受けたんだよな。というか、先生いわく「アンタ、サラリーマン向いてへんから!」(笑)

 それは重々承知している。とにかく私には、協調性のカケラもないから。今の週3勤務の仕事のなにが好きって、人間関係が良好なのもさることながら、基本的に「一人で」「ノルマ達成すれば」それでオッケー、という業務だからなのだ。

 身体もエエ感じで動かせるので、この週3勤務は継続しつつ、さて、私になにができるのか。

 アイディアは何もないけど、とりあえず、脳だけは広げておこうかな、と思った。何かを見つけて、動き出したいと思ったとき、動ける時間はフルタイムで働いている方よりも、はるかに多いはずなのだから。

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