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AI時代に生き残るWebライター術を教えて!と言われたからまとめてみました

ChatGPTがなんでも答えてくれるし、もっともらしい文章を書いてくれるから、Webライター(以下ライター)の仕事はなくなるのでは?という話が出て、「そんな時代にAIに仕事を取られることなく生き残る方法を教えて欲しい」と質問を受けました。

私自身も模索中ですが、私が思っている事をまとめてみます。
これを読んでくださる皆様と一緒に、想いを同じくして学んでいけたら良いなと思います。

起業家さん、ひとりビジネスオーナーさま、法人の広報担当さん、駆け出しライターやライター志望の方にも、お役に立てましたら幸いです。



本当にAIにライターの仕事はとられてしまうのか?

共感セールスライター/クラウドファンディングプロデューサーのにいたです。

先日、ChatGPTを始めとするAIが代わりに文章を書いてくれるとか、AIが文章構成を考えてくれる、とか、そんな話になりまして。

AIが私たちの生活の身近にある時代になりました。
とても便利です。

画像も、イラストも、作成してくれます。
え?デザイナーもフォトグラファーも危ういのでしょうか!?
大変な時代です。

時々仕事などでご一緒させていただくデザイナー・イラストレーター・フォトグラファーに聞いてみました。

「いやいや、人の繊細なタッチや世界観はAIには真似できない
これが答えでした。

どこかキレイすぎて、機械的だと。
例えば企業のロゴなどを生成してくれたとしても、それは似たり寄ったりになるだけで、全然オリジナルじゃない。
企業理念を表現するような、クリエイティブなものは人にしか作れない、と。

例えばフォトグラファーはライティング(ここでは照明のことね)や自然光を活用して写す人や物の世界観を作りだす、と。
また、リラックスした環境で良い笑顔や魅力的な表情を引き出す、と。

さすがクリエイティブな皆様。

文章も同じですね。
私たちはクリエイティブな文章を生み出しているのです。

AIにライターの仕事はできない!

結論から言うと、AIにライターの仕事はとられません。

ChatGPTにまさにこのテーマについて聞いてみました。

AIに仕事を奪われないライターになるにはどうしたらいいですか?
と質問しました。
(質問が私が入力した日本語とちょっと違ってますが汗)

わかってますね~
AIもわかっているみたいです。
AIに出来ない事。
人間だからできる事。

これの構成も聞いてみました笑

「AIに仕事を奪われないライターになるためにはどうすれば良いか、記事に書くならどんな構成が良いでしょうか?」
どうやら長文で質問するよりシンプルでわかりやすい質問がいいみたいですね。

うんうん、そうですね~
上記の構成で書いたら、SEO的にもバチっと決まるかもしれません。
かなり濃い内容の記事が書けて良いかもしれません。
その通りにしなかったけど笑

私は私の感性と熱い想いのみで、この文章を今書いています…… いや、キーボードをたたいています。

AIと上手に付き合う事が大事

上手にChatGPTと付き合いながら、リサーチやアイディアを手伝ってくれる相棒として使う程度じゃないかな。

ものすごくリサーチ時間は短縮できるかもしれませんね。
しかし、完全に嘘をつくこともあるし情報も古いので、裏を取る手間は怠ってはいけません。

質問の仕方も工夫が必要ですね。
欲しい答えを出してもらうまで何度か箇条書きにして!とかポイントは?とか聞いてしまいました。
AIだから学習して精度は上がってきますが。

ChatGPTにほぼ文章を書いてもらって、体裁だけ人が整えて、というのを実際に行っている方もいらっしゃるようですが、これは機械的な文章で良い時、情報提供のみで良い時は有効かもしれませんが、そこにオリジナリティはありません。
それでは、読者の心は動きません。

ライターが必ずやっていること


ChatGPTも自覚していた、AIが出来ない事、ライターがやっている事について少し解説しますね。

ライターが記事を書く時、準備が8割なんて言っています。
執筆前のリサーチと素材集めと構成を考えるなど準備が重要で、それさえそろえばあとは執筆はスイスイ書けます。

ライターが必ず行っている手順はこれです。

  1. 書きたい業界・業種のリサーチをする

  2. 書きたいテーマの全体像を決める

  3. さらに深掘りしてリサーチ・素材集め・取材

  4. 骨組み(構成)を決める

  5. そして執筆

リサーチや骨組みを決めるとろはAIにもできるでしょう。
時短になりますし、サポートしてくれるAIは確かに助かりますが・・・

インタビュー時、インタビュアーやライターが好奇心を表すことで、相手は嬉しくなっていろんなことを話してくれる、だからあとで文章にする時の良い素材を集められる。
これは人にしか出来ません。

さらに、
・その人となりや情熱を見つけて、お客様に共感していただけるように書く事
・そのビジネスにかける想いやこだわりを伝わる文章に表す事
・競合ライバルとは違う何かを発掘すること
・文章に情熱を込める事

これらも人にしかできません。

SEOライティング、だけでは生き残れない現実


SEOライティングで、質よりも数とばかりに記事を量産する時代はとうの昔に終わりました。

人が書いても、キーワード検索上位いくつかのサイトの記事を真似して、ほぼ似たり寄ったりの情報羅列、悪質な場合はコピペやちょっとニュアンス変えてみただけ、というライターもまだいますが、そういう方が淘汰されていくのかもしれません。

ライターを起用する企業側も、本当の記事の質を見極めて単価を見てくれる企業が増えるといいと思います。
安く叩こうとするから質が悪くなるんです。(これに関しては話がそれるのでまた今度。)

これでは検索してクリックしても、どこのサイトも個性がなく、惹きつけられるものはないですよね。

それで離脱されたら、かえってGoogle先生に「このサイトはダメサイト認定」されてしまいます。

大事な事は、読者が興味を持って、または「自分の問題を解決してくれるかも」という期待感から、自然に読み進めてくれる事です。

滞在時間です。

最後までキチンと読み、連携記事なども回って、さらに何かしら行動していると、Google先生に「このサイトはお客様満足度が高い優良サイト認定」してもらえます。

ですが、かつてのSEO対策みたいに、滞在時間を稼ぐために無駄に長いのもダメですね。
内容がしっかりしていて興味を持たれるなら良いですが、無駄に長いのはダメです。

大事な事は、読者が興味を持って読み進めてくれるかということと、満足してもらうこと。

読み終わった時、「また読みたい!」「会いに行きたい!」「これ欲しい!」って思ってもらう事!

つまり、ファンになってもらうことなのです。

ではどうしたらファンになってもらえるか?

商品への溢れるほどの愛や、熱い情熱、
企業の世界観、起業や開発までのストーリーなどなどを開示して
お客様を巻き込んでいく事です。
そういった事はオリジナリティとなり、他社は真似できません。

小手先のSEOテクニックが出来ても
キレイな文章が書けても
企業のPRしたいことだけ書いても、全然振り向かれないです。

ということで、生き残るライターになるためには、

AIには書けない、人となりや想いを伝えるライターになる

この一択。

AI時代に生き残るライターになるには



note徳力さんの言葉を借りれば「魂のこもった文章じゃないと意味がない」私もまさにこれだな、と感じています。

取材をして、相手の熱量や世界観を感じて、それらを表現できるのは、まぎれもなく人。
その人がなぜこの仕事をしているのか。どんな想いでこの商品・サービスを開発したか。こだわりは何か。

情熱・魂を込めた記事はAIではできません。
オリジナリティを生み出すことも出来ません。

実は、SEO的にもオリジナリティが大事、とされています。

ということで、ChatGPTが代わりに文章を書いてくれるようなこの時代に、選ばれるライターになるためにやること5選

  1. 相手に好奇心を持って取材しあなた自身が情熱を傾けよう

  2. 社長の想いや企業理念、こだわり、ビジョンをたくさんヒアリングしよう(できればあなた自身が壁打ちとなって、社長の想いが整理されるような力をつけよう)

  3. 質問力を高めよう(良い言葉を引き出せる力をつけよう)

  4. 商品スペックではなく、なぜ?どんなことに?誰のために?こだわった事は?などを書こう

  5. エンドユーザー(読んでくれる人)のお困りごとにとことんフォーカスしよう


私のライター仲間や、Web制作会社、マーケターの方々も、同じ気持ちでした。
それを知って嬉しく思いました。
8年前、まだWebコンテンツの質のことなど話題にもされなかった頃から私が貫いてきたことが間違ってなかったな、と思ったからです。

上記5選を抑えれば、必ずライターとしてスキルアップしていけると思います。

何を書けばいいのかわからないと悩む、社長さんや企業広報担当さんも、これからは熱い想いを、ぜひ文章にしてくださいね。






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