カヨウアケミ@kintone保育業務改善

保育所運営|児童学修士|元・司法浪人|文章創作(小説・エッセイ・子ども劇)|沖縄三線|…

カヨウアケミ@kintone保育業務改善

保育所運営|児童学修士|元・司法浪人|文章創作(小説・エッセイ・子ども劇)|沖縄三線|GTD|手帳術| Notion|主にkintone保育業務改善について綴っていきます。あとは日々のエッセイとか|沖縄

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kintoneで支える多様な子育て/kintone hive 2022 fukuoka 登壇内容+α

概要kintone hive 2022 fukuokaでの登壇内容を、登壇シナリオをもとにご紹介します。 登壇時は17分という時間的制約があったため、内容を絞ってお話しました。 今回は紙面構成なので、思うことなども、あれこれ好き勝手に、自由に書いていきたいと思います。 登壇内容のテーマ発表内容は、 ①なぜ保育現場は業務改善が進まないのか ②なぜ既存の保育ICTではなく、kintoneを選んだのか ③kintoneを保育現場でどのように活用しているのか 上記の3つに絞っ

    • kintoneクイズ!「正解は1年後」

      早いもので、2023年の年の瀬になった。 2023年の目標達成を確認思い起こせば、昨年末、下記の記事を投稿した。 上記の記事では、「2023年の目標」として、次の通り掲げていた。 kintone保育業務改善に関して 進捗状況としては、指導計画の文例アプリを作成中である。 進捗としては、60%くらい。 保育日誌に関しては、具体的イメージはあるものの、まだ手掛けてはいない。 kintoneコミュニティに関して 「忙しい」を理由に、一度も参加できていない… Σ(

      • kintone認定アソシエイト試験 合格体験記 ~非IT人間の一風変わった勉強法~

        非IT人間の悲哀私は保育園に勤務し、保育園の運営業務に従事している。 運営業務のうち、PC作業では、Wordやエクセルなどで行政提出用の文書作成したり、保育園のお知らせをパワポで作成することが多い。 もちろん、保育業務改善として、2020年10月から、kintoneを使っている。 しかし、根っからの非IT人間なのである。 非IT人間であるから、悲しい哉、ITの細かいところは今でもよく分からない。 「PaaS」さえ、「プラットフォーム・アズ・ア・サービス」という正式

        • 1年を振り返る~kintone保育業務改善の2022年

          早いもので、2022年の年の暮れである。 思えば、今年はkintone hiveに登壇したり、kintoneにのめりこんだ濃厚な年であった。 今回は、私の取り組んだkintone保育業務改善について、振り返っていきたい。 kintone hive 2022 fukuoka 登壇保育現場で運営に従事する私が、kintoneを使うだけにとどまらず、使用事例発表会である「kintone hive」になぜ登壇することになったのか。 登壇が決まってから、苦闘する日々を綴った記事

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          大学院修了⇒kintone hive福岡登壇⇒公認心理師試験⇒放送大学で臨床心理学…怒涛の「学び直し」2022

          先日、公認心理師試験に合格した。 「公認心理師」とは、日本で初めて設置された心理職の国家資格である。 臨床心理士という高度な民間の資格もあるが、心理的な問題の複雑化という社会的なニーズから、多職種連携を目的として、国家資格が新設された。(臨床心理士との違いや試験制度については割愛) 私は、実務経験5年以上の現任者を対象とする、「Gルート」と呼ばれる試験区分で合格した。 私の受験できる区分は今年が最後の受験資格になるため、事実上のラストチャンスであった。 初チャレンジに

          大学院修了⇒kintone hive福岡登壇⇒公認心理師試験⇒放送大学で臨床心理学…怒涛の「学び直し」2022

          子ども苦手だったのに児童学専攻の大学院(通信制)を4年かけて修了した話

          今年の春、働きながら、4年かけて通信制の大学院を修了した。 専攻は児童学(博士前期)である。 これは、大学院を目指し、修了するまでの「学び直し」、10年間の苦闘の記録である。 子ども苦手なのに保育園に入職私は、大学卒業後、司法浪人として、もがく日々を送っていた。 そんな中、当時、保育園長をしていた母の末期ガンが判明し、保育運営を支えるために保育園に入職した。 入職するまでの経緯については別noteをご参照ください。 夜間の保育専門学校で学ぶ2011年4月、母が余命3

          子ども苦手だったのに児童学専攻の大学院(通信制)を4年かけて修了した話

          引きこもり司法浪人が保育園園舎を建てるまで

          プロローグコロナ禍の最中、2021年3月に保育園の新園舎が完成した。 新園舎を感慨深く見つめる私の脳裏には、これまでの繰り返し押し寄せる荒波にも似た数々の出来事が、走馬灯のように脳裏を駆け抜けた。 私は現在、保育園を運営している。 役職としては、副園長・法人理事だ。 こう聞くと、子どもが好きで、現職にいるのだとよく思われる。 実はそうではない。 奇妙な運命の導きによって、私は今、ここにいる。 これから私が語るのは、保育園の園舎建設にまつわる、私の数奇な運命の物語であ

          引きこもり司法浪人が保育園園舎を建てるまで

          kintoneで絵本の貸出をはじめた話

          2394冊の書籍保育園には沢山の本がある。 絵本はもちろん、大人向けの書籍も沢山ある。 本を本棚に収納した様子は圧巻であるが、そもそも、これらを管理するところに難点があった。 「紙」の貸出管理、それは終わりなき地獄大量の本を、蔵書管理することも大変である。 さらにこれらを、保護者や子育て支援センター利用者(以下、「利用者」とする)向けに貸し出さなければならない。 書籍の貸出管理の方法は、積年の悩みであった。 10年前、私が保育園に入職した頃、書籍の貸出し管理は、「紙

          kintoneで絵本の貸出をはじめた話

          追突事故でチムドンドン

          ある朝のことであった。​ いつものルートを車で運転していた。出勤途上であった。​ 信号前の緩やかな上り坂。​ 前の車の動きに習い、赤信号で停止する。​ 何の変哲もない、いつもの朝であった。​ 今日の仕事の流れを頭の中でシミュレーションする。 通勤時は音楽を一切かけない。頭を冴えさせるため、朝の通勤時は常に車中は無音である。​ それは、前触れも無く起こった。 突然、背後から、ドーンという衝撃音が走る。​ 車のトランクが爆発したかのような衝撃音であった。​ 私自身は

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          保護者入金台帳の話をしよう

          とにかく現金主義保育園の事務作業を煩雑にしていることの一つに、保護者徴収金管理がある。 毎月の延長保育料、給食費(副食費)。 0歳から2歳までの保育連絡帳(未だに紙なのである)、入園時に必要な日除け帽子、3歳から必要になるハサミ、卒園修了の記念写真・・・ 請求するのも手間だが、徴収したお金を管理すること、未納を管理することは、もっと面倒なのである。 近年は、目を見張るようなほどに現金のキャッシュレス化が進み、数多くの電子マネーサービスが普及した。 しかし、ここは小さな

          保護者入金台帳の話をしよう

          kintone保育業務改善〜意外と使える・保護者名簿

          kintone保育業務改善において、園児名簿がメイン名簿だとしたら、保護者名簿はサブ的な存在である。 例えて言うなら、園児名簿はヒマワリで、保護者名簿は月見草(違うか)。 サブ的な存在ながら、意外にも用途は様々にある。 保護者名簿の基本情報kintoneで保育業務改善に取り組むにあたり、パートナー企業であるオフィスシステムプロダクトさんと最初に作ったのが、保護者名簿だった。 保護者名簿のポイントを説明する。 保護者ナンバーの取得 保護者名簿では、まずは保護者ナンバ

          kintone保育業務改善〜意外と使える・保護者名簿

          kintoneを使ったら行政報告が楽になった件

          気付けば今年も半ばに差し掛かる。 「行政報告」の季節がやって来た。 「行政報告」何それオイシイの? と首をかしげるアナタ! 「行政報告」は季節ものであるが、煮ても焼いても美味くはない。 酒の肴にもなりゃしない。 今のままのエクセルを使った「行政報告」は、誰だって、苦み走った顔になるのは当然。 「行政報告」という言葉を聞いただけで、その煩雑さが脳裏を横切り、現実を否定するために顔に手を覆って泣いてしまうのが、そう、私である。 しかし、やりたくない思っていても、やらねば

          kintoneを使ったら行政報告が楽になった件

          kintone保育業務改善~難攻不落のコロナお休み報告

          コロナお休み報告、恐ろしい子!必要な報告は前触れなくやってくる。 「コロナお休み報告」も前触れなくやってきた。 「コロナ関連でお休みした園児の保育料減免のためのお休み日数報告」を行政より求められたのである。 市内全部の保育園に、一斉メールで送られてきた。 保育料減免の対象となるお休みの要件を読み、私は天を仰いだ。 これは、、、、 ヤバイの、キタ。 衝撃で私の口から出る言葉がかすれ、途切れ途切れになる。 通知文書は、厳密には上記と同一ではないのであるが、重要なことは

          kintone保育業務改善~難攻不落のコロナお休み報告

          kintone保育業務改善~まずは園児マスタから始めよ

          園児の姓が変わる問題エクセルで園児名簿を管理していた私にとって、最も管理が面倒だったのが、《園児の姓が変わる問題》であった。 保護者の結婚や離婚などで、子どもの姓が変更になると、園児の名簿も変更になる。 姓の変更が、エクセルの1シートの、当該園児の姓(ふりがな)のみを変更するだけで事足りれば、こんなに面倒なことにはならない。 保育園は、園児に関して、ありとあらゆる紙書類を出力するため、エクセル1シートの変更では済まないのである。 また、園児の姓の変更だけでなく、《園児

          kintone保育業務改善~まずは園児マスタから始めよ

          kintone保育業務改善~されど悲しみの紙名簿

          紙の園児名簿保育園の業務は、子どもと関わる崇高な《保育・教育》業務の反面、運営の事務作業は恐ろしく非効率である。 私が保育園に入職して、最も衝撃を受け、あまりの非効率さに愕然としたことの1つは、《新年度の園児名簿が紙》ということである。 個人情報がぎっしりと詰まった、ペラッペラの《紙名簿》である。 これを、行政から園児情報として受け取るのである。 園児情報を紙で受け取る時、一瞬、戦慄が走る。 紛失したら、どうしよう、と。 アナログな紙で園児名簿を受け渡すメリットは、《

          kintone保育業務改善~されど悲しみの紙名簿

          kintone hive 登壇直前、雨の中でおじいさんを助けた話

          朝から大降りの雨であった。​ ​私は、Zepp福岡の入っている大型ショッピングセンターの前で、開店を待っていた。​ ​ ​降りしきる雨を避けるために、私やその他の客たちは、開店を待ちわびて、店舗前の軒に雨宿りで身を寄せていた。​ ​ 背後で、「あっ!」という声が聞こえた。​ ​振り返ると、高齢のおじいさんが、仰向けに歩道に倒れているのが見えた。​ 倒れたおじいさんを容赦なく雨が濡らしていた。​ そのそばに驚いて立ちすくんでいる通行人の姿も見えた。​ 「どうしよう」​

          kintone hive 登壇直前、雨の中でおじいさんを助けた話