携帯電話を忘れました

こんばんは。
読むこと、書くこと、食べることが大好きな
ひらさわあけみです。

先日、うっかり携帯電話を家に置いたまま、外出してしまいました。

電車に乗って、携帯を見ようとしたら無いのです。
焦りました。

リュックのポケットを一つ一つ開けて、中を確認。
見当たりません。

どうしようかな。

どうしようもないなあ。

約束の時間がありますから、戻って取りに行くわけには行きません。
あれこれ考えても仕方がない。
すっぱりあきらめて、電車の窓から流れる景色を眺めました。

薄く青い空に、ふんわりとした雲。
少しだけ見える、田んぼ。
遊具のない公園。

久しぶりでした。

今までは、電車に乗る前から携帯を見てメイルチェック。
視線は常に下を向いているような状態。
遠くを見ることがほとんどありません。

読書好きなので、本を読むという手もありますが、この日はそれがピンときませんでした。
ただ、顔をまっすぐにして移り変わっていく風景を見ていたのです。

紫陽花が咲いていました。
青、紫、赤紫。
雨が似合う花ですね。
風の動きに合わせて、丸く揺れています。

駅に停車してドアが開くと、みどり色の香りが運ばれてくるようでした。

ウトウトしてきて、瞼が落ちてきます。
眠気を誘う振動には勝てません。

聞き慣れた音楽は、降りる合図。
乗り換えた後は、人間観察です。

電車内にいる人の9割はスマホとにらめっこ。
残りは睡眠中。

全員に共通しているのは、マスク着用です。

暑い日だったせいか、男性陣は半袖姿が多い。
女性は圧倒的に長袖です。
私もそうですが、日焼けが気になるからでしょう。

以前は、ハイヒールを履いている人をよく見かけましたが、最近はあまりいないようです。リモートワークが主流になっていますから、需要が無いのかもしれません。

とりとめのないことを考えているうちに、目的地に到着。

携帯がなくても、無事に用事は済みました。
何とかなるものですね。

そして、遅めのお昼ご飯。
最近の飲食店は、ランチタイムを夕方まで設定しているので、助かります。

とにかくお腹が減っていたので、たくさん食べられそうな中華料理屋さんに飛び込みました。

ランチメニューは6種類。
どれを選んでも、スープとご飯はお代わり自由とのこと。
食いしん坊の私にぴったり。

選んだのは、玉子入りエビチリ炒め定食です。
ザーサイとサラダ付き。

写真を撮ろうと思ったのですが、携帯がありません。
うーん、これは悔しいなあ。

脳内の記憶を映し出せるカメラが欲しい。心底そう思いました。