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塩の種類

最近、キッチンの引き出しを整理しています。
先日は、乾物をチェックしました。

いっぺんにやろうとすると大変なので、少しずつ手を付けています。

今回は、調味料をしまってあるスペースにしました。
中身は、ほとんど「塩」です。

あちこちから集まってきた塩がたくさんあります。
自分でも買いますが、友人からもらう旅行のお土産も多い。
見ているだけで楽しくなります。

色も味もそれぞれ違う。
個性があって面白い。

そこで、塩は何種類あるのかを、調べてみました。

1.海塩

① 藻塩
海藻を使って海水を濃縮する。
「藻塩焼き」は、これを煮詰めて塩を作る方法。

日本の塩造りの原点らしい。

隠岐の島に行ったとき買った藻塩。
茶褐色なので、珍しいと思った記憶があります。

海藻を使うから、白ではないのですね。
納得しました。

② 天日塩
海水を天日だけで蒸発させる方法。
雨の少ない乾燥している地域で製造されている。
(メキシコとかオーストラリアなど)

有名なフランス生まれのゲランドも、この製法。

日本には向かないやり方ですね。

③ 煎ごう塩
いわゆる食塩のこと。
燃料を使って蒸気を飛ばし、煮詰めて結晶。

日本は雨が多いので、天日だけでは塩が作れません。
事前に海水を濃縮した鹹水(かんすい)から作る。

今は、近代的製造法が開発されて、
塩田や平釜が少なくなったそうです。

④ 再生加工塩
輸入した天日塩に水を加えて溶かし、
にがりを加えて再結晶させた塩。

まさに、「再生加工」。
そんな風に作られていたのか、と驚きました。

日本の塩田が廃止されたのは、1971年。
昔ながらの塩を復活させようとして
生まれた塩があります。

兵庫県 赤穂の天塩 
愛媛県 伯方の塩

両方とも、我が家にありました。お気に入りです。

海塩だけでも製造法が4種類。
場所によって色や味が違うのは、当然ですね。

2.岩塩
「海水の化石」と言われている。
地殻変動で閉じ込められた海水の結晶が、地中に埋まったもの。
世界の塩の2/3を占めている。

これも意外でした。

塩=海水から作る、
という思い込みが強かったので、びっくり。

水で溶かしたあと、ろ過して再結晶させる製法が主流。
ずっと地中に埋まっているので、
他の成分が混入していることが多い。

以前、イスラエルの岩塩で鼻うがいをしたのですが、
痛くて受けつけませんでした。
不純物が混ざっていたのかもしれません。

3.湖塩
海水よりも濃い塩水がたまった湖から作られる塩。

死海、と呼ばれるところがそうです。

有名なのが、ボリビアのウユニ湖。
乾季になると、真っ白い結晶に覆われます。
これを割って集めて利用しているのです。

写真でしか見たことがありませんが、圧巻でした。
いつか、見に行きたいです。

身近すぎるので、あまり意識していませんでしたが、
背景を知ると、個性の理由が分かって面白いですね。

今日は、どの塩を使おうか。
それを考えるのも、楽しいです。

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