知人にビジネスのアイディアを話したら、1ヶ月後、その知人が勝手にそれを自分のものにしてビジネスを展開していました。今から何か手は打てませんか?
結論
非常に難しいですが、その知人との関係や具体的な経緯などによっては不法行為に基づき損害賠償の請求などができるかもしれません。
直接の保護はない
ビジネスのアイディアを横取りされたというのは、非常によく聞く話ですが、ビジネスモデル特許を除き、ビジネスのアイディアを直接保護する制度はありません。
ビジネスモデル特許として登録を受けるためには「新規性」(≒今までにないこと)と「進歩性」(≒他の人が思いつかないようなこと)などの要件を満たす必要があり、また、方式に則った申請も必要ですから、ハードルは高いです。
残された可能性
知人との間に法的保護に値する一定の信頼関係が構築されており、そこから生じる義務に違反したといえるような場合には、不法行為に基づく請求ができるかもしれませんが、主張立証はとても困難なものになります。
やはり、話す相手とタイミングをしっかりと見極めることが一番大事だということです。
「人を見る眼」もビジネスの成功には欠かせないものです。
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