妄想 罵声
ふと、彼に会ったらなんて言おう、なんて妄想劇場が脳内で始まった。可哀想になりたいわけじゃない、嘘、彼の代わりに誰かに心配してほしいのかもしれない。別にこうなろうと思ってなったことなんて、ない。コットンキャンディのアイスを思い出したくないなんて、君の好きな曲をプレイリストから消せないなんて、望んでこうなってるわけじゃない。
もし顔を見たら、あんたの顔なんか見たくない、私が嫌いになれるまで離れてて、真面目に生きてる私がなんであんたなんかのせいで嫌な思いしなくちゃなんないわけ、死んじまえお前なんか、お前は女と遊ぶんじゃなくて女で遊ぶのが好きなんだろ、って言ってやりたい。思いっきり殴りたい。やり返されてもいい。死にたいし。
実際はなんにも言えなくなって逃げたり、普通に、ひさしぶり、元気?なんて平気なふりするとおもうけど。