空き地

君のオワコン だったよ。

空き地

君のオワコン だったよ。

最近の記事

終わってしまいたい

恋ぶった男遊びをいい加減やめなくては、と思っている。これは多分好きではない。かわいがってほしいだけ。 また鬱的思考フェーズに突入している。例の2回飲みに行った彼との関係を切りたくなってきた。自分が関係を切ることを仄めかして引き止めてほしいのか?そうではない、それもまあ、ちょっとある、けど。LINEがちょっと返ってこないとか、会いたい頻度が合わないとか、将来性とか、そんなことを考えるのに疲れてきた。まず人と関わらなければ、寂しさを埋めるのに人を頼らなければこんな痛みはない筈な

    • 2回目。

      土曜日。日用品の買い出しの帰り、明日夜飲も、とこの前飲みに行った男の子からLINEがきた。 勢いよくうん!と返事しかけたが我慢して、たぶんいいよ、と曖昧な返事をした。内心嬉しくてしょうがなかったので家に帰りとりあえずマニキュアを引っ張り出した。伸びすぎた前髪とどうにかすべく美容室の予約もした。服は、帰省時に買ったシャツとスカートがデート服っぽいなと思っていたので着ることにした。10月中に誘われなかったら着る機会がしばらくなさそうだと思っていたので新しい服を着て出かけられるこ

      • 帰省

        私を大切にしない人より、私に時間を割いてくれる人を大切にしようと思った。 職場の福利厚生として一週間の休暇がある。お盆は年功序列で譲り、母校の文化祭があるであろう10月の上旬にその制度を利用した。 地元は東北とはいえまだ暑さが多少残ってはいたが涼しく快適な時期で、GWの帰省から期間が開いてしまう為、なかなか会うことのない祖母には申し訳ないが、来年もまたこの時期に休暇を取るのも案外悪くない気がした。 帰省中、4人の友人と会うことができた。大変有意義ではあったが我ながら予定

        • 断絶

          彼の連絡先を消した。

          妄想 罵声

          ふと、彼に会ったらなんて言おう、なんて妄想劇場が脳内で始まった。可哀想になりたいわけじゃない、嘘、彼の代わりに誰かに心配してほしいのかもしれない。別にこうなろうと思ってなったことなんて、ない。コットンキャンディのアイスを思い出したくないなんて、君の好きな曲をプレイリストから消せないなんて、望んでこうなってるわけじゃない。 もし顔を見たら、あんたの顔なんか見たくない、私が嫌いになれるまで離れてて、真面目に生きてる私がなんであんたなんかのせいで嫌な思いしなくちゃなんないわけ、死

          妄想 罵声

          愛の在り方

          愛情を、手間暇をかけて必ずしも自分にとって良い結果になるとは限らないと思う。それは福利厚生ではなく慈善事業で見返りがもしあったらラッキー、というだけなのだ。 それに気づけたのはつい最近で、わたしが施す愛には当たり前に返事が来ると思っていた。 そうとは知らずに躍起になって誰かを愛すことは愚かで醜い。自分の親をみていてそう思う。母の愛(どちらかというとエゴ)は、物理的距離を挟んだくらいがちょうどよい。過干渉で、私に感謝しろとよく言う。ああいう人間には、なりたくない。本当に、無

          愛の在り方

          彼を想起する。

          今日は大正のモダンデザインの展示をみてきた。少年というタイトルの児童誌の表紙が白馬に乗った黒髪タッセルボブの男の子で、まるで彼みたいと思った。 気まぐれで、何を考えているかわからなくて、少年のようなひと。その時に興味があることに熱中して他は蔑ろにして、私を構ってくれなくなった。なんだかゲー厶にはまってしまった小学生のよう。移り気で無邪気でずるい。 ねぇ私の写真にどんな気持ちで♡を押してるの?かわいいって思った?気を引きたくて必死で笑えるから?教えてよ、

          彼を想起する。

          君じゃない人と

          ずっと忘れられない彼、じゃない男の子と飲みに行った。LINEの返信がおもしろくて、恋愛相談にも乗ってくれるし、でも飲みいこって誘いは何回も断った。次は行ってみようかなって思ったタイミングで誘われた。 仕事終わり19時半、好きな人に会うよりもちょっとラフに、でもかわいいかなって思える服とメイクで待ち合わせの駅に着いた。男の子と会うのは2か月ぶりで、そわそわしてしまった。日曜日の夜だというのに駅前は人が多くて、あの男の子かな、それともあの人?と改札から出てくる人を目で追った。少

          君じゃない人と

          探って

          わからない、自分と他人の境界線が。声を忘れる暇がないくらい電話をかけたり会ったりしてくれたのはすごく嬉しかったけどその分連絡がなくなってひどいと思った。でもそんなに構ってくれることはサービスで、彼にもプライベートがある。はたして今お熱になっている女の子を放っておいてやるべきことなんてあるの、とむくれてしまいそうになるが別にお熱になっている女の子が私だけじゃない可能性も、はたまたお熱になっていない可能性もあるのだ。女の子と飲みに行くのが、結婚観について話し合うのが、好きな女の子

          初めてタバコを買った夜

          人生で初めてタバコを買ったのは、好きな人と会う前日だった。 免許を取ったばかりの私は運転に不慣れで、運転を全て任せる形になるので何か差し入れのようなものを渡したい、と考えた。彼は好んで燃費の悪い車に乗っていたからガソリン代を手渡したい気持ちは山々だったがそれでは風情がないと思ったので飲食物が頭に浮かんだが、あまりに食が細い彼に食べ物を渡すのも気が引けて、嗜好品のタバコを選んだ。 最寄りのセブンイレブンに足を運んだ。デート前日なのでむくみ対策のドリンクも手に取った。レジに向

          初めてタバコを買った夜

          おいていかないで、

          好きなアーティストが歳を重ねてどんどん洗練された音作りや落ち着いた曲調になったり、万人受けするタイアップ曲が多くなったりすると、おいていかないで、と思う。 私はまだまだ未熟だから、荒削りでごちゃごちゃな音楽を聞いて、安心していたい。音楽を心の拠り所にして越えた夜、音楽で武装してひたすら進んだ時間を過去にはできなくて、続く私の生活の一部だから。好きなアーティストの根本的な信念や才能はきっと変わらないし新しい曲も素敵だとは思うけれど、待って、私はまだそこに辿り着いてないよ、人生

          おいていかないで、

          殴り書き 或いはラブレター 10

          喉から手が出るほど手に入れたいものが、絶対に手に入るわけではないという実感がなかったのかもしれない。人に好いてもらうことを手に入ると表現するのはいささか乱暴だけど、それほどまでに君に愛されてみたかった。思い通りになんてならない。ほんとうにその通りだ。 私の好きな人は君だけど、君の好きな人が私じゃない。よくある話。よくある話が、自分のことになるとこんなにも痛い。君と過ごした季節は夏だったから暑さに君の気配を感じて苦しかった、やっとすっかり秋が来て少し楽になれる、気持ちが切り替

          殴り書き 或いはラブレター 10

          殴り書き 或いはラブレター 9

          とっておきを買う度に君はとっておきの私に会えなくて可哀想!って思う。東京は無関心だから、なんでも着れるようになって最近たくさん服を買っちゃう。どこに着てこう、美術館?ショッピング?ライブ?喫茶店?たくさん行きたいところがあって、コンセプチュアルな装いが大好きな私は思考を巡らせる。これとこれを合わせたらもう完璧!なんてフォトジェニック!写真がちょっと苦手な私でも、いそいそ写りたくなるほどのおしゃれ。君が撮ってくれたらよかったのに。そしたら私はどんな顔をして、君はどんな感想を言っ

          殴り書き 或いはラブレター 9

          殴り書き 或いはラブレター 8

          君が気まぐれにいいねなんかするからトーク履歴を見返したくなったり声を聞きたくなったりしてるよ。最低!でも私に完璧に興味ないわけじゃないんだ、って安堵。ストーリーの足跡つかないから嫌われたって不安になった?なってくれたら嬉しいな、わざとだから。我慢して見てないだけだよ、ねぇわかってる?前に私が嫌いって送ったときどきっとしたって言ってたの嬉しかったんだ、あ、嫌われたくないんだって思って。君が安心をくれる分私も安心を返せるけど、君が不安にさせてる分は同じだけ不安になってほしい。ほん

          殴り書き 或いはラブレター 8

          私なりの同担拒否論

          同担拒否の正体ってなんだろうっておもって。見えないものは怖いっていうところに帰結するんだけど、オタク同士の気持ちのデカさがわからないから探り合いで自分の中の憎悪だけが膨れ上がるんじゃないか、可能性が無限大すぎるんだよな、グッズに金落としてるから愛ってのもわかるしそれが運営する上での利益だけど、健康を損なったり、経済的な理由だったり、家庭があって時間とお金を割くことができない人が気持ちが弱いと切り捨ててしまうのはなんか違うような気がする。 好きな気持ちに変わりはないし大きい小さ

          私なりの同担拒否論

          殴り書き 或いはラブレター 7

          また泣いちゃった。だってピューロランドも君と行きたかったから。君はどのカチューシャつける?緑が好きだからけろっぴ?面白系でいくとばつ丸くんかな、君がマイメロで私がクロミちゃんとかもいいね。アトラクションも全部乗ってプリも撮ってかわいいご飯を食べよう。今日の夢は君とピューロランドに行く夢がいい。私は君の写真をたくさん撮って、君も私の写真を、君がかわいいと思った時に撮って、ツーショットとかほんとに恥ずかしいけど撮ってみたい。私たちまだお互いの写真しか撮ってないよ。どうかな。

          殴り書き 或いはラブレター 7