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自分が自分を許せるのか、がカギ

私たちは誰もが何らかのフィルターを通して出来事を見たり感じたり考えたりしています。その一番根底にあるフィルターは「自分は男である」「自分は女である」という事ではないでしょうか。
例えば男性であれば「長男だから家をまもらなければ」とか「家主として稼がなければ」とか家族がいれば「家族を守っていく責任がある」などが思いつきます。
女性であれば「家事をやらなければ」とか「子供を育てなければ」とか「夫を支えなければ」、あるいは仕事では「女性は雑用、事務の仕事をしていればいい」というような価値観もあるかもしれません。
これらのフィルターは確かに大切な事ではあるけれど、それによって自分は苦しんでいないだろうか?と考えてみる事は必要であるように思います。
一般常識だからと言って自分の感情に耳を傾ける事なく人生を歩んでいると、必ず壁にぶつかる事になると思うからです。それまでの無意識で歩んできたつけが、ある時に何かのきっかけで回ってくるものなのです。
つけが回ってきた時に自分の本当の気持ちに素直になる事ができれば、人生を心地よい方向にもっていく事ができます。しかし、常識や世間体を気にして自分の気持ちを押し殺して対処してしまうと、どんどん元気がなくなっていく人生になるのです。
自分の人生を棒に振ってまで世間に認められたいでしょうか。それ以前に、自分が考えているほど世間は自分の事を気にしてはいないのです。これらの言葉を頭では理解できても、なかなか行動に移せないものです。結局は自分が自分を許せるのか、という事になると思います。結論は許してしまえば良いのです。今までの価値観を180度変えてしまえば良いのです。
フィルターというのは私たちの無意識であり、依存心です。自分で考え出したものではないのです。子供の頃から周りの影響を受けて勝手に築き上げられたものです。その代表は常識であり、一番根底にあるものが「自分は男である」「自分は女である」という価値観なのです。
フィルターは一生消える事はありません。『三つ子の魂100まで』なのです。だからこそ、フィルターをいかに無効にして自分の気持ちに沿って人生を歩めるのか、という事が楽しい人生を送るために重要になってくると思うのです。

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