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相続でもめない心を作るには・・・父母憲章。

家系を守る田分けブログ Vol.4

多くの相続事案をお手伝いさせていただきました。
相続でもめるのは兄弟姉妹同士の場合と、子供と親との場合があります。
兄弟姉妹の子供同士の相続争いも、親子の争いも結局はその家庭の問題なのです。小さいうちからどう子育てをするかは大変重要なことです。今からでは遅いと云われる方もいますが、大丈夫です、孫から教育しましょう。下記の父母憲章は私自身もとても耳が痛いものですが、将来の相続争い防止には絶対大事なものと思います。全部出来なくとも親の生き方、親の背中を見せるには心すべきと思います。

【父母憲章】
一 父母はその子供のおのずからなる敬愛の的であることを本義とする。二 家庭は人間教育の素地である。
  子供の正しい徳性とよい習慣を養うことが、
  学校に入れる前の大切な問題である。
三 父母はその子供の為に、学校に限らず、
  良き師・良き友を択(えら)んで、これに就けることを心掛け
  ねばならぬ。
四 父母は随時祖宗(そそう)の祭を行い、
  子供に永遠の生命に参ずることを知らせる心掛けが大切である。
五 父母は物質的・功利的な欲望や成功の話に過度の関心を示さず、
  親戚交友の陰口を慎み、淡々として、
  専ら平和と勤勉の家風を作らねばならぬ。
六 父母は子供の持つ諸種の能力に注意し、
  特にその隠れた特質を発見し、啓発することに努めねばならぬ。
七 人生万事、喜怒哀楽の中に存する。
  父母は常に家庭に在って最も感情の陶冶(とうや)を重んぜ
  ねばならぬ。

引用:安岡正泰(監修),『安岡正篤一日一言』,致知出版社,2006,ISBN:978-4884747466


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