今日は夏至ですね。一年でもっとも昼が長く、夜が短い日。(部分日食に新月に父の日と、にぎやかな日曜日でもあります) でも、冬至の柚子湯や、春分秋分のぼたもち・おはぎのような、全国的にポピュラーなならわしが、大きな節目であるはずの夏至には見当たりません(粽を夏至にいただく風習が荊楚歳時記に見られます)。 田植えや麦の刈入れなど、農事の繁忙期にあたるのが、ハレの日的な慣習の見当たらない理由にも思われます。 7月に入ると、七十二候で夏至末候「半夏生ず(はんげしょうず)」の季節と
今月下旬に、新刊のエッセイ集『希望はいつも当たり前の言葉で語られる』(草思社)が出版されることになりました。本の序文を転載します。よかったら、どうぞ読んでやってください。 「はじめに 希望って何だろう?(ぼくにとって)」 たとえば夢を叶えたり、成功を収めたりすることは、人生における幸せの最たるものなのかもしれない。どんな夢を思い描き、何を成功と考えるかは、人それぞれだとしても。 ただ、この本は、そうした大きな幸せをめがけて書かれている、というものでもない。時々はそれら