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膝の痛みの原因と膝痛を改善する方法


以前教えていたピラティスのクラスに、膝が痛くて、マットに膝がつけないという高齢の女性がいた。
その方はとてもアクティブな方で、山登りが趣味ということだった。
けれど、山登りで特に降りる時に膝にを痛めることが多く、よくヒアルロン酸注射を膝に打ってから、山登りに行くと言っていた。
とても痛々しいと思ったが、やっぱり好きな山登りはやめられないのだろう。
このように、膝を痛めるという人は体をよく動かすアクティブな方に多いようだ。
なので、この記事では、膝の痛みがなぜ起こるのかについてとその対処法について書いてみる。

膝の痛みが起こる原因 1: 膝のアラインメント(位置)が悪い

膝の関節は、太ももと脛、ふくらはぎをつなぐをつなぐ十字靭帯で繋がっている。
十字靭帯は前十字靭帯、後十字靭帯、内側側副靱帯、外側側副靱帯の4つの人体から構成されていて、特に内側側副靱帯、外側側副靱帯は膝を左右に動かす動きから守る役割をしている。
膝は、縦方向の動き(膝を曲げ伸ばしする動き)よりも横に動かす動きに弱いのだ。
なので、膝を左右に動かしすぎると内側と外側の靭帯を痛めてしまうのだた。
例えば、膝を曲げるときに内側や外側に強く曲げたり、(サッカーなどで膝を内側に強く蹴り出す時)や
曲げ続けたり(X脚やO脚のまま膝を曲げる)すると膝を痛めることになる。
そして、特に後者の場合、膝が内側か外側に向けたまま、膝の曲げ伸ばしをし続けると膝を痛めることになる。
これが、前に例に挙げた山登りで膝を痛める人の一つの原因になると考えられる。

膝の正しいアラインメント(位置)とは?

脚全体から、正しい膝のアラインメントは下記の図のように
脚の付け根の中心ー膝の中心ー足首の中心ー 脚の親指と人差し指の間
に重心が落ちていく点線のラインになります。
この膝の位置で、膝の曲げ伸ばしをすれば膝に負担がなくなる。

脚全体のアラインメント

膝のアラインメント(位置)の他に、運動やダンスでよくある間違ったアラインメントについて、(足首のアラインメントなど)下のブログで書いているので参考までに。


膝の痛みが起こる原因 2: 太ももの筋力低下

よく、膝の悪い人が、整形外科に行くと、太ももの筋力トレーニングを支持されるというが、それも一つの原因である。
先ほど書いたように、膝は十字靭帯がメインでの関節なので、膝自体にしっかりとした筋肉がついているわけではないのだ。
なので、膝の靭帯への負担をなくすために、膝を支える周りの筋肉、太ももや脛、ふくらはぎの筋力をつけておくことが、膝痛防止となるわけだ。

脚のアラインメントや太もも、脚の筋力トレーニングを椅子に座って、簡単にできるトレーニングの動画があるので、下の動画参考までに。

まとめ

この秋に、山登りや旅行で体をアクティブに動かしたら、最近寒くなってきて調子が悪くなったという方も多いだろう。
この記事で書いたように、膝は筋肉の少ない、痛めやすい部分。
上記の動画のようなケアが役に立てば幸いである。
私自身は、できるだけ、薬に頼らず、体をケアしていきたいと思っているし、ある程度はそうできるとも信じている。

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