セルフネグレクト
#毒親 の影響で、自分を信じることができない、という症状に悩み続ける、ということは、前に記事にしたのですが、自分を不利な状況に追い込んでいくこともあるのが、また厄介な症状です。
その症状は、セルフネグレクトとか、セルフハンディキャップとか、いろんな表現があることを、つい最近知りました。
自虐、というと、「自分はダメな人間だ」と思い込む思考という感じがしますが、セルフネグレクトやセルフハンディキャップはもっと深刻で、自分をダメな人間にするために、放置(やるべきことをやらない、できることをできないと思い込む)したり、無意識のうちに、人に悪い印象を与えたり、軽く迷惑をかける(嫌がられる)ような行動を取ってしまうのです。
例えば私は、リーダー的な役割を任されるのが苦手。注目を浴びることが嫌い。それなのに、集団になると、目立つ行動を取ったり、臆さずに自分の考えを主張したりしてしまいます。
これは、どちらが本当に自分がやりたいことなのか、ハッキリしないのですが、明らかに、行動がかい離しているんですね。
高校生の時、部活で話し合いをしている時に、何か行き違いがあって、全体で話がこじれたことがありました。その時、私の一言で場が収まったことがあり、それを見ていた先輩から、次期副部長に推薦されたのです。
しかし私はそれが嫌で嫌で、辞退も受け付けてもらえなかったので、結局、何か頼まれればやるけど、それ以外は何もしない幽霊副部長として存在し続けました。
人のために何かしたい、場を収めるために進んで何かをする
というのは得意なのに、
リーダーという『地位』を与えられた途端、体が固まって、これまで出来ていたこともやらなくなってしまうのです。
ひどい時には、自分がいかに無能かということを証明するような行動を取ってしまう。
遅刻する、役割放棄する、何も発言しない、何も段取りを考えない……
結局最終的には、
「なんだ、あいつ!見かけ倒しじゃないか!使えない!」
とみんなが感じているのだろうな、というところを実感して、どこかで満足を得ているのです。
自分の悪口を聞いたり、周囲の冷ややかな視線を感じると、ホッとするような感覚になる……一種の自傷行為なんだと思います。
私に、本当にリーダーが務まるのかどうかは、まったくわからないのですが、少なくとも、ちゃんと正しく努力すれば、それなりに役割は果たすことができ、周りに迷惑をかけずに済むと思うのです。
別にリーダーというのは、カリスマではないのですから、縁の下の力持ちで良いわけですし。
今現在、私のやろうとしていることは、今までに無い、新しい道を拓こうという活動です。
はじめのうちは、思いを話すことで、賛同してくれる人が集まってくれたのですが、だんだんと動きが鈍ってしまい、周りの気持ちが離れて行っています。
そうなると、今までうまく行っていたことも停滞するようになり、余計に気持ちが後ろ向きに……
1番大事な時に、やる気が出ない。
何か判断をする時に、後から考えると、不利だとわかるような判断をして、自分を追い込んでいってしまう……。
自分が周りを引っ張っていく段階になって、
「お前はどうせリーダーにはなれない!」
というセルフハンディキャップの思考が出てきている。
何事もうまく行かないことは当たり前だけど、うまく行かない時に、ますます上手く行かない判断をしてしまうんですね。
似たような条件で、めざましい働きをしている人がやたら目について、その人と比較してしまい、やっても無駄!と何もやらなくなってしまうセルフネグレクトも顔を出します。
何でもかんでも親のせいにするわけではないけど、幼少期に
「あなたは何をやっても不器用。自分でやると失敗するから、言われた通りにやりなさい」
と躾けられてきた影響は、限りなく大きいです。
でも、実は、こうやって分析ができること、文章に書き表せることは、なにも気づかずにセルフネグレクトをしていた時とは、まったく違います。
自分にはできない
という、足に絡みついた鎖を、少しずつほどこうとしているところで、まだまだ先は長いけど、少しずつほどけてきていると信じたいです。
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