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抗うつ剤を飲んで一週間経ったけど、これはもう麻薬だ!覚醒剤だ!めっちゃハイだぜ!

精神的な方の体調が優れず、お仕事をお休みしている。
一ヶ月ほど実家に帰ったりして療養していたのだけれど、復帰しようと考えていた日が近づくにつれて、気持ちがもっと辛くなってきた。
そこで、心療内科の先生と相談して、リフレックスという抗うつ剤を飲むことになった。これがヤバい。


飲み始めて一週間どんな薬だったかを報告したい。
とりあえず、今まさにパソコンで文字を入力しているこの瞬間、とにかく打ち間違いが多い。同じミスを何回もしてしまう。

さて、最初に飲んだ日は先輩と銭湯に行く予定の日だった。
その日は処方されたとおりに、「夕食後に一錠」リフレックスを飲んだ。
とにかく、自転車で銭湯に向かっているときからおかしかった。
神経がところどころ遮断されているかのような、あらゆるところで自分の脳みそから体への伝達がうまくいっていない感覚だった。
運転は控えてください、と薬剤師さんに言われたので自転車に乗るのは大丈夫か質問したのだが、笑顔で多分大丈夫と言われたことを思い出した。多分じゃない方の分に当てはまってしまったようだ。
そこからはずっと眠いし頭がボーッとしていた。
体が思うように動かないし、どこまでが自分の体なのか把握できていないので、とにかく物にぶつかってしまう。
風呂から出るときに先輩の肩にお尻をぶつけてしまい、何やってんだよと笑いながら言われたものの、それどころではなかった。
銭湯から帰ると、布団に倒れ込むようにして寝ていた。深夜0時頃だったと思う。
起きると、12時間も経過していた。
この日も一日中頭が冴えないままだった。

基本的には一週間これの繰り返しである。
薬を飲むことで眠くなり、めちゃくちゃ寝て、起きても頭がボーッとするのであまり何もしないようにして一日を終える。
本当に信じられないほど寝れる薬で、13時間寝た日はその後3時間ほど昼寝をして、夜になり、また10時間ほど睡眠をとっていた。

その甲斐もあってなのか日中にネガティブなことを考えなくなるのだが、その分ポジティブなことを考えることもあまりしない。
そもそも悩みであった仕事がどうとかより、人生そのものがどうでもよくなる瞬間があるのが怖い。考えるのを放棄しようとしている自分がたまにいる。
自分の感性の赴くままに体が動き出しそうになる。
この感覚の延長線上に大麻や覚醒剤といった禁止薬物があるような気がする。
処方された薬による副作用でさえ、やや快楽に近いものがあるのは否めないからだ。
抗うつ剤に依存し、やめることが出来ない人もいると聞く、そう考えると怖い。

とはいえ、やや楽観的な自分に安心することもある。
不安との向き合いすぎていたかもしれない自分を少し楽にしてくれる。
薬が馴染むまで時間がかかるそうなので、とりあえず様子を見ながら生活したいと思っている。
それくらいの気持ちでいれることが嬉しい。

お仕事に復帰できそうですかと聞かれたら、「ハイ」と答えたい。

これを書いている今はとにかく頭痛がすごい。


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