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【若者へ】ロボットが台頭する世界で、人並み以上に稼ぎたかったら、勉強をしよう

駆け出しのライターとして出会ったメンバーたちが、毎回特定のテーマに沿って好きなように書いていく「日刊かきあつめ」です。

今回のテーマは「#若者に向けたメッセージ」です。

私がこれからの若者に伝えたいメッセージは、「人並み以上に稼ぎたかったら、勉強をしよう」である。

大事なのは「これから」の若者であることと、「人並み以上」に稼ぎたいと思っているひとに対してである。

先に理由を挙げていく
・人類が経験したことのないレベルの技術発展が起こる
・仕事はなくならないが、タレント性や高技能性でしか高賃金が発生しない
・今後、収入格差は確実に広がる

簡単に説明していこう

はじめに

すべての賃金は需要から発生しているものなので、「必要とされていない仕事は存在しない」というのが、個人的な見解である。なので、仕事や職業を否定するものではないと留意してほしい。

また、日本には基本的人権があり、福祉もしっかりしているので、どんな未来でどんな仕事・状況であったとしても、十分に生きていくことが可能である。(戦争が起こったりしたら話は別だが)

ただ、今回の記事では「ロボットが台頭する未来の仕事は、今とは異なる価値基準で単価が決まる」ということを書いている。その世界で生きることになる「現時点での若者」が、もし「人並み以上に稼ぎたい」と思うなら参考にしてもらいたい。

(この記事の対照としている若者は、なんとなーく現在35歳未満を想定している。筆者ならびに筆者以上の年齢(35歳以上)の人は、「そんなに勉強をしなくても、長時間労働という手段で人並み以上に稼げた時代を過ごせたひと(ロボットの影響は受けるだろうが、まぁそこまで影響を受けずに職業を全うできそうな人)」として、感覚として放っといています。あしからず。)

ヤバイ速度で技術発展が起こっている

政府が28日に2033年度までに東北地方から九州地方を結ぶ高速道路に自動運転車が走行できるレーンを設置する整備計画案を示したらしい。
自動運転技術がでてきてから時間も経ち、いつかはそんな話が出るだろうなと思っていた。だが、だいぶ早い印象を受けている。
世の中の全判的なAIの理解が広まり、物流業界の人手不足も相まって、自動運転の受け入れ土壌がだいぶ形成されてきたのだろう。時代は着実に移っている。

13日には、AIロボティクスの新興起業である米国Figureが同社の開発するヒト型ロボット「Figure01」のデモ動画を公開した。

目の前の状況を理解し、次の行動を予想し実行するFigure01に、モノを掴む際の不安定さはもうない。

このように、AIの発展によりあらゆる分野で同時並行的に技術発展が進んでいる。それはもう、ものすごいスピードで。

そう。つい数年前まであった仕事がなくなるという状況が、すぐ近くまで来ている。

「ロボットで出来るか否か」で収入に格差が生じる

いくらシステムが発展し、世界中でロボットが仕事をするようになっても、人間活動がある限り「仕事」自体はなくならない。

しかし、『人間の仕事』というものは「ロボットに出来ない仕事」か「ロボットもやらないような仕事」に傾向するようになり、「ロボットも出来る仕事」はより一層収入が見込みづらくなる。

「ロボットに出来ない仕事」は、”その人でないと出来ない”というタレント性を持った仕事か、あらゆる能力を複合した高技能職のことをイメージする。どちらも似たような言葉だが、ロボットが再現できない技術をすべて”高技能”としている。
もともと稼ぎが見込める仕事だが、ロボットが台頭してくる世界では、相対的にかれらの単価は上がることになる。

「ロボットもやらないような仕事」とは、ロボットに再現させることは可能だが、”ロットが少ない”や”1年に一回しかやらない”などの理由でロボットにやらせるメリットが少ない仕事だ。
こちらはどちらかというといま時点では単価が低い仕事が多いが、今後は人がやらないと行けない仕事なので、相対的に上がってくるだろう。

では、どんな職種が稼ぎづらくなるかというと「肉体労働や長時間労働」によってトータルの収入を上げてきた業種となる。

肉体労働や長時間労働による高収入が見込みずらくなる

ロボットの得意なことは「比較的単純なことを休まず行うこと」である。
ロボットの魅力は「技術が確立されることで、より未来のロボットの生産コストは下がること」である。

実は、現時点のロボットですでに代替できる仕事は多い。代替されていないのは「人を雇ったほうが安い」からである。
なので、いずれ「ロボットを雇ったほうが安い」と変遷することは容易に想像できるだろう。

また、ロボットがなかった世界では、「誰かがやらないといけない仕事」というものが多く、そういった仕事は高収入が見込めた。
これも、仕事内容によっては「ロボットにやらせよう」となるだろうし、ロボットにできない状況となると、より一層過酷な環境に追い込まれることになるだろう。
(むしろ企業側の理屈としては、回収期間が長くなる低単価作業より、導入メリットの大きい高単価作業を率先してロボット化するだろう。)

そう。今でも散々言われていることだが、「AI(ロボット)にできない仕事」をしなければ高単価が見込めない世界になるのである。

自分の価値をよく考える。そのためにはキチンと勉強をしよう

決して学業だけでない、頭を使い、創意工夫をもって仕事に取り組まないと高単価の仕事にありつけない世界になる。

今単純労働をしている人たち全員がすぐに仕事にありつけなくなることはない。社会不安になるので、そんなことにはならないだろう。ただ、確実に言えることは「今後より一層、収入格差は広がるだろう」ということである。

何度も言うように、日本は福祉がしっかりしているので、生きることは可能であろう。もし、人並み以上に稼げるようになりたいと思うのなら、ロボットにできない自分の価値を考え続ける必要がある。

そのためには、頭を使うことである。物事を正しく理解し、アウトプットする。その能力を培うために、よく学ぶのである。
学ぶことは決して座学だけではないのだが、座学もできるようになっていたほうがいい。勉強とはトレーニングが必要なので、習慣的にできていない人間に学ぶことは難しい。


くどいが、結論である。
学ばなくても、死にはしない。幸せを見出し、十分に生きていくことはできるだろう。
ただ、未来では収入格差が確実に広がる。
もし、人並み以上に稼ぎたいなら、勉強することをおすすめする

(人並み程度しか稼げていない、35歳、サラリーマンAIエンジニアより。)


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