深夜ラジオが作り上げた即興カラオケ店にはあの頃のエモさが詰まってた
あと15分したら深夜1時を回る夜もふけにふけった頃。
ドリンクバーを一周してたどりつくコンポタージュのありがたみを感じて啜る音。
同じように終電を逃したであろう隣の部屋から聞こえるジェロの「海雪」。
そして室内に鳴り響く終了時間を告げる電話のコール音。
一瞬にしてブワッッッッとあの頃の、終電を無くしてから行き着くカラオケで過ごした時間が蘇りました。
いつものようにラジオを聴いていたら、全く予定調和でないカラオケ店が作られたんですよ。
しかもCM中に。
リトルストーン(サタスペリスナーの総称)が番組の終盤にに挟まれるCMを聞いてる最中にラジオ作家が立ち上がり、パーソナリティ、ほかスタッフを巻き込んだことによって、即興のカラオケ店舗と終電を逃した民がそこにいたんです。
いや〜〜すごかった。
空気感がもうひとしきり歌って数人もう爆睡して寝床がないまま、ただなんてことない話をしながら朝5時を迎えようとしてる室内でしたもん。
確かにこの即興カラオケ店が作られる前にカラオケオールの話題は確かにありました。
その日のパーソナリティ同士のやり取りから派生して「カラオケオールあるある」と頷きたくなるようなメールもリトルストーンからかなり寄せられてきてました。
(オール最中に寝てる人がふと起きて音量下げてほしいといったり、あの頃はやった曲を検索したり)
そこから企画を練る時間もほぼないままに決行したにも関わらず、終電をなくしてしまった多くのリトルストーンたちを受け入れてくれるくらいのカラオケ部屋を作り上げてくれたのはとんでもびっくりです。
けれどもこのとんでもびっくり空間を作り上げたのってスタッフ・パーソナリティ・リスナーの3者間にある共通した「カラオケオール」風景があるから成立したのだろうなを1週間経ったいましみじみと思います。
3者誰が欠けても成立しないんですよ。
即興カラオケ店が作られるまでの生放送時間内に「それあるある!!!」のボルテージが上がってかっちりと共通認識が出来上がった番組終盤のタイミングを逃さなかったんですよ。
個人的にはパーソナリティの言葉の端々に「切磋琢磨しながらジュニアとして活動してたけどちゃんと年相応な経験をちゃんとしてたんだな」を感じられてニコニコしておりました。
カラオケオールの解像度を上げる重要な役割は、表に出てこないスタッフの采配とメール文面でしか分からないリスナーの言葉を伝えるパーソナリティの腕にかかってるところがありますからね。
スタッフとパーソナリティとリスナー間で関係性ができてて即決即実行でしか時間のない生放送での思い切りの良さが、学生時代の「終電逃して朝5時までカラオケオールやり切って始発で帰り、シャワー浴びて9時からの1限に滑り込んで出欠とったら爆睡した」記憶がブワッッッッと蘇りました。
そんなことあったな…。
懐かしさにビタビタに浸りました。
番組の終盤の終盤にかかったフジファブリック「若者のすべて」のタイミングもドンピシャでしたもんね。
音声しかないメディアでこれほどまでに感傷に浸れるのは、久しぶりでした。
もうさすがにカラオケオールは厳しくなってきましたが、ほんの少しでも朝4時のあのなんとも言えない空気感を思い出せてよかったです。
ラジオってすごい。
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