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趣味の話
趣味は何ですか?
よくある質問だと思う。僕も趣味は色々あるような気がするが、一番最近始めた趣味はカメラだと思う。
それも写ルンです。
写ルンですを何十年振りに購入したのは昨年の秋。特にあてもない一人旅に出る時に、写ルンですを持っていく事をお薦めしてくれた人がいた。
本当に何の目的も無い旅だったので(現実からの逃避が目的と言えば目的だったが)、一つ持ち物が増えても困る事はない、と持っていったがこれが楽しかった。
デジタルに慣れすぎてしまった今、撮った写真はその場で確認が当たり前になって久しいが、フィルムはそうはいかない。
カメラ屋さんに持っていき現像してもらって、ようやく何が撮れているかを見る・確認する事ができる。
なんと煩わしいのか、と思ったりもするが、この工程、時間も楽しい。
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ファーストカット
ようやく撮った写真も増えてきて、写真やカメラが趣味の人の気持ちが少しだけ分かってきたような気がする。
撮った写真を見ている時間はもちろん、上手く撮れていなかった写真を見てはどうするべきだったかを考えたりするのも楽しいし、その結果、次の時には良く撮れていたりすると、とても嬉しい(この、自分なりに修正して考えて撮った物に関しては確認に時間がかかるのはもどかしかったりするのだが)。
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最近は何処に行くにも持ち歩いているのだか旅先では撮る枚数も増える。
その中でもこの余市蒸溜所の樽の写真はフィルムならではレトロ感が味を追加してくれていると思っており、我ながら良い一枚だと感じている。
真冬の北海道、冷えた空気が写真から滲み出てくるようである(自画自賛)。
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デジタル写真
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/144938226/picture_pc_0909744fbefca8ca8c1649626f720784.png?width=800)
同じ構図でデジタルとアナログを比較してみたりもするのだが、同じ日のほぼ同じ時間とは思えないくらい古ぼけた感じに仕上がる。これもまた良い。
記録として残すならデジタルの圧勝だろうが、思い出を残すならフィルムに分があるのでは、と個人的には思う。
子供時代はフィルムしかなく、多くの写真をデータではなくモノとして触れ合ってきたからそう感じるのかもしれない。まさにノスタルジー。
為替の影響もあってかフィルムの価格が上がっていることもあり、写ルンですが売り切れている事も最近は増えてきた。
フィルム人気が上昇中なのも品薄に拍車をかけているようで、フィルムカメラの本体は驚くほど高値で取引されていたりするのも見聞きする(写ルンですが定価以上で取引されているのを見た時は思わず笑ってしまった)。
カメラ本体を欲しいと思ったりもしたが、高価なカメラを買ったとて宝の持ち腐れになる可能性もあるし、なにより写ルンですで十分満足できている。
あの頃、みんな持っていた写ルンです。
時代に合ったヒット商品だったのかもしれないが、今でも十分優秀で素晴らしい商品だ。
写ルンですと現像で3,500円くらい。手軽に始められる金額。
ほんの少し、生活に彩りを加えてくれるには適切な価値だと思うし、良い趣味を見つけたな、と感じでいる。
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