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迷惑ノーシード錦織がシードダウン演出 34位エバンス撃破で初戦突破!(全仏オープン2020)

全仏オープン2020、開幕戦、1回戦にのぞんだ錦織圭。
34位、第32シードのエバンス(英国)をフルセットの末やぶりました。


1-6、6-1、7-6 (7-3)、1-6、6-4という結果でした。
流れが行き来する展開でしたが、結果的には第3セット、タイブレークをとったのが大きかったです。
第1セットの入りを見ると、非常に不安な立ち上がりでしたが、第2セットは一気にもちなおしました。
相手が下がったことで、錦織のストロークがよくなり、新コーチマックス・ミルニーと共に磨き上げているネットプレーもしやすくなったようです。
それでも、第4セットは錦織のペースが落ちて一方的になり、最終セットももつれたんですが、最後はブレークして錦織が勝利を決めました。

エバンスはレベルの高い試合でタフマッチだったと語っていますから、錦織にも一つ自信になったのではないでしょうか。何より勝ったのが大きいと思います。

復帰戦以降、各セットのスタッツをすべてメモしてサイトにも掲載していますが…
第2セットはまさに錦織が好調の時に見るスタッツでした。
1stサーブの入りが71%、1stサーブのポイント獲得率は75%とサーブが安定。
さらに、エバンスの2ndサーブのポイント獲得率が15%と低く、錦織が得意のリターンでプレッシャーをかけていました。ブレークの成功も3/5と勝負強く、勝つ時はこういうスタッツになるんですよね。

ちなみに、試合全体のマッチサマリーで見ると、
錦織はネットプレーが39/66、エバンスが22/36となっています。
いかに、錦織が積極的に前に出ていたかということになります。
もとから前に出る選手ですが、ミルニー新コーチは野獣と呼ばれ、
ボレーを得意とした選手で、これからの錦織にとっては非常に大事な戦術になってくるように思います。
ちなみに、トータルポイントでは錦織が135、エバンスが138と競っていたことがわかります。

2回戦では、イタリアの74位トラバグリアと初対戦です。


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