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第二の思春期からのインド占星術

50歳前後の時期を第二の思春期と呼ぶらしいです。

人間の一生を太陽の運行になぞらえたユングは、真ん中にあたる年代を「人生の正午」と呼んでいます。

この表現だと、昇り切った太陽は、ここから先沈んでいくってことに。ユングのいう正午は40代ぐらいのことだったそうですが、今だと50代に相当するのでは。

ミドルエイジ・クライシス(中年の危機)というのもあって、これは40代から始まるらしいのですが、おそらく50代が中心じゃないかと。この年代になると、精神的な不安を抱える人が増えるのだそうです。

50代から再出発。50代でリセット。50代から生き直す。
50代で検索すると、こんな表現があふれてます。

いろんな修飾語がつけられてますけど、どれも言っていることは同じ。

50代は人生の転換期。
人生100年時代と言われる今、50歳は丁度人生の折り返し地点です。

50代になるまでに、何かを成し遂げたとか、やり遂げたなど、何かしら満足感のある人も、自分が思い描いた通りにならなかった人や、やり残したことがあると感じている人も、50代という折り返し地点では、一度立ち止まって、自分の人生と改めて向き合う時期になるようです。

これで本当によかったんだろうかとか、もっとああしておけばよかったとか、これまでのようにやっていけるのかとか、漠然とした不安や後悔、むなしさなどに襲われる方も多いそう。

どんな環境におかれていても、どんな立場にあっても、人生の後半に足を踏み入れたと気づくとき、これまでの人生を振り返りたくなるのは自然なことかもしれません。

さらには、ただ振り返ってあれこれ考えるばかりでなく、残りの人生を仕切り直して再出発したいという気持ちが、湧き上がってくる人も多いはず。

そんな転換期を迎える50代にとって、これまでの人生を振り返るのにも、これから先の計画を立てるのにも、それこそ自分自身を今一度見つめ直すのにも、インド占星術はちょうどよいツールのひとつだと思っています。

生まれた日時と場所のデータを元に作る誕生チャートは、人生の青写真のようなもの。そこには、性格や体質など個人的な特徴だけでなく、人生の流れまでもが記されています。

インド哲学思想が組み込まれた解釈は、時に深淵で、半世紀を生きてきた年代だからこその気づきもあると思います。

人生の折り返し地点で、自分自身を、そして、自分の人生を見つめ直したいと思ったとき、インド占星術が私たちに語りかける言葉は、先へ進むための道しるべになります。

まさに、これから先へ進むときに携えておきたいガイドブックのようなものだと思っています。

インド占星術を学び始めてまだ7年ほど。まだまだほんのひよっこですが、知れば知るほどその奥深さに魅了されています。

私自身も今ちょうど転換期の年代。体と心の揺らぎを体験中です。

特にコロナの時代になり、年齢的なものと合わさって、精神面での大きな揺らぎも経験しています。

外の世界が静止しただけでなく、私自身の心にも急ブレーキがかかりました。

そんな中でも、私がこれまで学んできたこと、今も学び続けていることが、時に、私を支えてくれているということを実感しています。

世界はまだまだ行先の不透明感から逃れられないようですが、こんなときこそ、自分に立ち返ることが必要かな、と感じています。

素早く動ける人がうらやましくもありますが、ゆっくり進む自分を、まぁ、これでもいいかと認めることができるのも、インド占星術のチャートと日々にらめっこしている学びのおかげですね。

しばらく間が空いてしまったこのnoteですが、少し方向性を変えながら、またぼちぼちと、インド占星術やアーユルヴェーダの話題を中心に、お伝えしていきます。

私が体験したこと、感じたことをここでシェアすることが、特に今岐路に立たつ、第二の思春期を迎えたどこかの誰かの役にたつことができればうれしいです。

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