見出し画像

うさぎの絵本① 『ふうとはなとうし』 命について

おはようございます。
お読みいただきありがとうございます。

4歳2歳男の子の母。
2022年の終わり頃に絵本をたくさん買ったので
気の向くままに、紹介していきたいと思います◎

2023年、卯年。
ということで。

うさぎが出てくる絵本①

『ふうとはなとうし』
いわむら かずお さく
出版社 童心社

ちいさな野うさぎの兄妹「ふう」と「はな」は、野原をかけだしました。そこで出会ったのは、牛のおばさん。ふたりは、そのおなかの中に赤ちゃんがいることを知ります……。

<著者より 野に生きる子うさぎ「ふう」と「はな」の毎日は、驚きと発見に満ちた冒険の日々です。自然からたくさんのことを感じ取り、いのちの仕組みを学んでいきます。私の美術館がある「えほんの丘」の活動のなかから生まれた一冊です。>
出版社&著者より

14ひきのねずみシリーズでおなじみの
いわむらかずおさん。

ふうとはなシリーズは2010年からスタートしている比較的新しい絵本たち。

いわむらかずおさんのインタビューが
これまた本当に素敵。

いわむらさんの実生活+えほんの丘の活動の中で
本当に野うさぎの赤ちゃんに出会った経験もあり、
動物や自然をかなりきっちりと観察され、

ご自身のお孫さんの誕生もあり

いろいろな要素が1つの作品にはまったのかな、と思います◎

絵本だけ読んでも良いけど、
いわむらさんのインタビューを読んでから絵本を読むと
また面白い◎

あたたかな愛情が流れ合う
とっても優しい絵本。

出産祝や、
これからお母さんになる方へのプレゼントにもいいかな、と思いました◎

*****


出産前の絵本と言えば。
出産前〜長男が小さい頃の話を少し。

絵本ナビでの選書サービスを
長男出産の数ヶ月前から始めました。
(そこから長男が3歳になるくらいまで続けていました◎)

出産前に送られてくるのは、
赤ちゃんを迎え入れるママのための、
どちらかというと大人向け?の絵本。

どれもこれも、

お腹の赤ちゃんが愛おしくてたまらない♡
赤ちゃんに早く会いたい♡
生まれてきてくれてありがとう♡

といった感じの

一点の曇りもない
赤ちゃんへの愛情あふれる絵本たちでした。

それらを読んで、私は
お腹の赤ちゃんを愛おしく思う気持ち以上に

いや、私こんなに愛にあふれてないな。。
という微妙な感情が出てきました。

あ、ことわっておきますが、
望んで授かった赤ちゃんです。

でも、
初めての出産。
ただの小娘が、母親になるということ。

何もかもが、ピンとこない。

赤ちゃんが愛しいとか
生まれてくるのが楽しみとか

それ以前に
自分が新たな命を産むということ、
こんな自分が母になることが
本当に、全然、ピンとこなかったのです。。。
怖い、ともちょっと違う。

その後、無事出産し、
出産翌日からずっとずっと、
子どものお世話をする中で、
もちろん子どもを可愛いと思っています♡

絵本子育ても、しました◎

でも、そもそもの、
「自分が母である」というのが、
なかなかしっくりこなかった…

自分を「お母さん」と呼ぶことに
違和感がなくなったのは…
いつだったかなあ。
何ヶ月かかったのかなあ。

…この感覚、伝わっているでしょうか???
辛かったわけではなく、
むしろ結婚し妊娠し出産し子育てし…
今に至るまで、ずっと幸せです。

ただ、なかなか実感が湧かなかった。

…なんだか父親みたいな考え方かも。
私、産んだのに。笑


過去の話が長くなりましたが、
妊娠期の私が、
『ふうとはなとうし』のような
可愛らしい動物たちと美しい自然の中、
ふうとはなのような、生まれたての目線で
ただただ新しい命を楽しみに待つ、
そんな絵本に出会えていたら、
もしかしたら、ちょっと違った過ごし方ができたかな◎

そんなことを考えました。

今からは戻れないので、
ふうとはなに出会えた自分を想像してみて、
ちょっといい気分になってみる◎

それから、今後、パパやママになる方に
プレゼントできればいいなと思います◎

マタニティ期のオススメ絵本、
ちょっとまた、探してみよう◎◎◎

…そして私、随分お母さんらしく、なったかしら?
なってきた、はず◎


*****


悲しい報せが入りました。

生まれてくる命もあれば、消えてしまう命もあります。

でも、命は消えても、魂は消えない。
そう信じたい。

こんな私を見つけてくださって、ありがとうございました。
まねきさんにスキをいただけた記事は、
ひとまず文章として及第点だったのかな、と
1人勝手に都合のよい解釈をし
嬉しくなっていました◎
(違う!!!ということなら、私の夢にでもお出ましくださいませ…お顔存じ上げないけど…)

ランチつぶやきを始めとし、
たくさんの人と人を繋いでくださいました。

巡り巡って、また素晴らしい人生を歩まれますよう。
そして、まねきさんの魂が、多くの人の心に、
生き続けますように。
今はただ祈るだけ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?